ちくま文庫<br> 三角でもなく 四角でもなく 六角精児 役者とギャンブル

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ちくま文庫
三角でもなく 四角でもなく 六角精児 役者とギャンブル

  • 著者名:六角精児【著者】
  • 価格 ¥1,067(本体¥970)
  • 筑摩書房(2025/09発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480440242

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内容説明

4度の入籍、ギャンブル漬け、借金地獄…。クズは繰り返す、俺は俺だ。子供の頃、若い劇団員時代を追想し役者稼業の日々を綴る半自伝的エッセイ。「オッサンは敢えて言わせて貰いたい。『私、必ず失敗しますから』。全然駄目である。しかし、ここぞという時の強烈な失敗が、人の痛みを知る薬になり、遠回りが本当の道を示す道しるべになると僕は思っている」(「まえがき」より) 解説 横内謙介

目次

まえがき/1 役者一代、今日も幕が開く/僕の体には筋肉が見当たらない/渋谷のサラ金ビルに通っていた頃/四度目の入籍/変態でもいいじゃないか/「のり打ち」の日々があった/スターレットの思い出/キミの名前は何?/派遣アルバイトのように働く/ある違和感/母親と歩いた大阪・新世界/水谷豊氏にセリフ憶えの極意を聞く/生涯最大の激痛/さらば激痛、そしてピンサロ/日本の大スター、ようこそフィンランドへ/セリフの千本ノック/僕がおかっぱ頭である理由/何の芸もない石ころ俳優/彼と僕の因縁/舞台が地獄絵図と化した/旅公演先で無駄に大当たり/名古屋は混沌/武士の姿が最も似合わない役者/客席も一緒に歳をとる/悪役こそ脇役俳優の華なのだ/大勢の人に助けられて生きて来た/人生は開き直りも大切だ/座長は春風亭昇太師匠/僕の過去とテレビCMの微妙な関係/AVの撮影現場に出会す/『太陽にほえろ!』に夢中だった/幕間の暗転に弱くなっている/大好きだった「川島先輩」とのコルクの記憶/初めてドラマに出た時のこと/石坂浩二氏から役者としての勇気をもらう/時の人を職業的観点から見る/劇団を辞める。そう心に決めた湘南の夜/芝居の中に生きてくるもの/師匠、幸せになるにはどうしたらいいですか?/若手俳優をみて昔の自分を思う/僕の生活に加わった「付き人」F君/俳優として初めて名前が載った雑誌/一人前の俳優になれる可能性/いつまで舞台に立てるのか/2 おかっぱ眼鏡の少年よ/瓶底メガネの坊ちゃん刈り/テストを埋める/バレンタインの馬鹿野郎!/姉のカレーライス/屋台のクジ引きが教えてくれた/少年は河川敷で大人になる/母さん、僕は海パンが穿きたかった/僕が大好きだった先生/夏祭りの記憶/子供の頃からずっと同じ髪型だから/十歳の時から届いていた投票用紙/悪事を叱ってくれた大人がいた/あの日の定食屋の少年/なぜ僕はアンチ巨人になったのか/借りたままの金/あの頃、僕はクズだった/3 ギャンブルは負け味さ/コクのある負け味/ギャンブル脳は本日も快調/豪華客船にタダで乗る/船上のカジノで大勝負!/友情よりもパチンコの打ち止め!/パチプロ達と過ごした日々/駄菓子屋でバクチに目覚める/麻雀に愛は必要ですか?/勝つも地獄、負けるも地獄/パチンコ屋から、別のパチンコ屋へ/東京にカジノを作らないで!/最近ツイているのは凶事の前触れ!?/とうとう見つけたぞ、パチンコの師匠/深刻な依存症をどうしたら克服出来るのか/憎しみ込めて僕を見詰める女がいる/パチンコとカジノは「質」が違うのだ/パチンコで勝つ確率を実験してみた/「紹介屋」のハッタリ/僕の心を支配し続けたパチンコ/パチンコの次は、ボートレース/パチンコよ、この世の中から消えてくれ!!/オッチャンの予想で舟券を買った/日本が生んだ独自のギャンブル/僕の心はポキリと折れて万事休す/戸田競艇場で他力本願大勝利/「予想屋」のオジサンに注目!/パチンコの行く末について思うこと/ミャンマーの路地裏にチンチロリンの音を聞く/無頼になんてなれるはずもない/4 今宵もリングサイドで/「段平のおっさん」と呼んでくれ/ボクシングと納豆/人は何故ボクシングをするのだろう/妻が家を出て行った/そして村田諒太選手、プロデビュー/オヤジが憧れるオッサンボクサー/天才ボクサーの母親は呪術の天才!?/あの日にあったもうひとつの世紀の一戦/世紀の一戦よりも何倍も感動!/三浦隆司の世界挑戦は終っちゃいない/村田諒太選手の挑戦に期待/辰吉丈一郎に漂う静かな凄み/モハメド・アリの全盛期を体験したかった/真の闘争心とド根性を見せた長谷川穂積/村田選手はほぼ完璧に試合を運んだ/解説 横内謙介

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

まこみや

16
読了2025/08/20

Ex libris 毒餃子

9
六角精児は破天荒すぎるというかクズすぎるというか💦2025/07/06

imagine

8
六角精児は筆達者だ。書き出しが巧く、状況の再現性が高い。心情や風景などの描写もリアル。それでいて、描かれている内容はズバリ、クズ男(笑)!酒とギャンブルについての文章を集約したとあって、その破壊力は抜群。無頼派の作家でも、かくやというほどのエピソードと思考のオンパレード。これを疑似体験できる有難さ。図らずも、読書の醍醐味を十分堪能することができた。すぐに文庫2冊目へ。2026/02/07

まさ☆( ^ω^ )♬

8
最近発売された「呑み鉄とギター」を読もうと思ったら、その前に本作が出ていたのに気付き、折角なので順番に読もうと思い手に取った。六角精児と言えば、個人的にはタモリ倶楽部の電車シリーズでマニアぶりが楽しかった。TVドラマはほとんど見ないので、役者としての活躍はあまり知らないのだが。本エッセイは、芝居、ギャンブル、ボクシングの章立てで、かなり本音をさらけ出している感じが面白かった。続けて「呑み鉄とギター」を読もう。2025/09/29

はやすけ

7
六角精児、あらためて思う。これはなかなかにヤバい人だ。でも、その「ヤバさ」がそのまま俳優としての引力になっているのだから不思議だ。 常識的で整った人生とは真逆なのに、だからこそ滲み出る説得力がある。役柄にリアリティが宿る理由が、読んでいてよく分かる。危うさごと魅力に変えてしまうタイプの人間。読後は、画面の中の六角精児を見る目が確実に変わる一冊だった。

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