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内容説明
一九七五年、現役通産官僚が描いた近未来小説『油断!』で華々しく作家デビューをした堺屋太一。その後、『団塊の世代』『知価革命』『組織の盛衰』『先見後顧』などの未来小説や評論等を通じ、次々と時代や歴史を独特の視点から、政治、経済、経営、組織、日本人の特性を鋭く見つめ、発信してきた。特に『知価革命』は、工業社会が終焉を迎え、知恵に価値を見出す時代が来ることを予見し、大ベストセラーになった。本書では、著者の作品群のなかから、「これぞ堺屋太一の見方」という箇所を抜粋、著者にとっての初めての箴言集である。「インフレは経済問題だが、デフレは社会問題だ」「組織人は組織の利益を社会の利益と錯覚する」「知価の価格は主観的な気分と判断によって変動する」「統計の数字で実感を否定すべきではない」「大きな政府は強い官僚を、小さな政府は弱い官僚を生む」など、発表から時を経ても、指摘の鋭さに錆は見えない。時代を見る指針となる一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
5 よういち
96
先ごろ鬼籍に入った経済学者で元経済企画庁長官の堺屋太一が数々の著書の中で残した箴言を一冊にまとめた本。刊行は2004年であり、15年が経過した今、本書に記された言葉を実感をもって受け留めることができる。堺屋氏の物の見方、世の中の見方は的確に近未来を見通していたとしかいいようがない。氏の頭の中には、今現在の世の中が鮮明に描かれていたのだろう。いくつもの言葉がそれを証明してくれる。そして、物事の本質を捉えたいくつかの言葉はさらに未来でも語られるに違いない。2019/02/25
ふみりな
1
過去の著書からのキーとなる文章の抜粋、集約であるが、内容が濃い。著書には30年以上前のものも含まれているが、何ら色褪せず今の社会や生きて行く上での警鐘や教訓となる。特に気になる文章にはアンダーラインを引いたが、何回も読み返し、自身の血肉になるよう咀嚼したい。 2021/01/02
koichi uchida
1
理論、大事。2020/08/15
聡吉
1
著者の作品から大事だろうと言う文章を抜き取ってまとめたもの。ところどころ面白いと思ったり、考えながら読めた。先見は考え、見ようと思えばできると思えた。2011/05/19
痛快、晴れ女!
0
年数を感じさせないくらい、『ものの見方』が鋭い。理解するのに難しいことも書いてあるので、メモを取りながら、頭の中で整理して読みました。政治や経済を題材に描いてあっても、日常生活にも応用できる箇所、いくつかあって勉強になりました。2023/04/13
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