集英社文庫 凶弾のゆくえ

著者名：サンドラ・ブラウン【著】/林啓恵【翻訳】

集英社（2025/09発売）

• ISBN：9784087607956

内容説明

フェア会場で起きた銃乱射事件。一発の銃弾が偶然居合わせた男の腕を貫通し、シングルマザーが連れていた幼児の命を奪った。事件は未解決のまま、グループセラピーで顔を合わせたその男、コールダーと幼児の母、エルは互いの苦しみを分かち合ううちに惹かれていく。そんな中、事件の被害者宛てに脅迫電話が入り、ふたりにも次々と危険が襲いかかり……。悲劇が引き寄せた男と女の運命。贖罪と葛藤の先に、ふたりが出した答えは？　手に汗握る切迫感、一気読み必至のサスペンス！

目次

凶弾のゆくえ
訳者あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[ち～]

昨年末『今年は発行はないのか！』とガッカリしてたら年明けに発行されてホッとした。銃乱射事件で重傷を負ったコールダーと、息子を亡くしたエル。間もなく他の犠牲者に犯人からの脅迫状が届き再び銃撃された。不甲斐ない警察を尻目に犯人を探す。何を言っても殺人を犯したのは犯人でしかない。今回はロマンス要素が多め？コールダーのｶﾉｼﾞｮが絶妙に嫌な奴だった。

2025/01/28

[harutamano]

うおーわしはストイックなタイプのサンドラさんヒーロー好きなので今回はちとロマンス入りにくかったー！でも事の前か後かそんなの関係ねえ出会っちまったもんは！てのにはせやな！！てなりました。ヒロイン聖母パターンで他はアレなやつだったーうおー！サスペンスはラストまでドキドキしました！！

2025/02/28

[ＫＡＺＵ@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》]

いつも影響を受けてる読み友さんの読了本を見て即決。とっても面白かった(⁠☆⁠▽⁠☆⁠)

2025/04/13

[菫子]

とても面白かったです！！！今作のヒーローは最初からヒロインにメロメロで、寡黙すぎずほどほどによく喋るタイプなのでロマンス成分多めで嬉しかったです。ヒロインも、辛い過去があったのにメソメソクヨクヨしない芯の強い女性で素敵でした。

2025/02/16

[elf51@禅-NEKOMETAL]

ロマンスサスペンスと言うらしい。普通の推理サスペンスかと思って読んでいたら，恋愛ドラマのような。撃たれた弾が男性の腕を貫通し，子供が死ぬことに。撃たれた男と犠牲者の子供の母親が，交流しつつ。海外ドラマでもよく見るが，こういう事件はアメリカではカウンセリングというのが必ず出てくる。お国柄だなと。女性が3人出てくるが，三人三様で，結構思い入れが強く，自己主張も強い。恋愛に傾き出してどうかなと思ったが，推理の方もまずまず書かれてきていいところに落ち着いた。女性には評判がよいようだ。

2025/11/29