内容説明
ギミックメーカー・森バジル、デビュー作!
殺人事件、M-1優勝を目指す高校生、未来からの使者、魔族の戦、男女の恋…カオスな世界はどう繋がる!? 第30回松本清張賞受賞作。
単行本 2023年7月 文藝春秋刊
文庫版 2025年9月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
コットン
75
いろんなジャンルの各章と登場人物の関連性を楽しめる小説。中でも青春小説の章の高校生でM1本気狙いの漫才コンビがイケる!。そしてM1挑戦2年目は去年の成績を超え2回戦を突破。しかし、いつまでもM1に挑戦し続けられない理由も…。あと最後の方のQRコードからの仕掛けをする辺りも面白い2026/05/05
なっぱaaua
58
なかなか面白かった。ヤクザの依頼による探偵の推理小説。男女高校生がM-1を目指す青春小説。未来の科学力が突然自身に身に付くと共に未来からの使者が訪れる科学小説。吸骨鬼属と魔法使い族の戦いを描く幻想小説。とある病に掛かった女性の恋を描く恋愛小説。この5編の登場人物がどこかで必ず繋がっているSF小説。エピローグでさえも繋がっている。特に青春&恋愛小説がお気に入り。文庫描き下ろし特別掌編でもこの小説が描かれた経緯が示されて好き。2025/10/18
森オサム
53
著者初読み。 第30回松本清張賞受賞作。ミステリ・青春・SF・幻想・恋愛、の5つのジャンルの物語が入った短編集。そして最後には全て繋がっていた事が分かる、と言う訳なのですが…。まあ全体を通しての感想としては、「若い」でしょうか。基本的にラノベ風の青春、ファンタジー、恋愛の印象が強かったですね。普段なら絶対読まないタイプの物でしたが、松本清張賞の看板に釣られて読んでしまいました(清張は読まないと思うけど)。しかしこれはこれで結構面白かったです。各編が複雑に絡み合う複雑な構成を纏めた手腕には才能を感じました。2026/04/20
のりすけ
48
森さん三作目。前二作が面白かったので期待大。これも面白かった。探偵・青春・SF・ファンタジー・恋愛と連作短編が続きくるぅりと一周してうまくまとまるタイプのストーリーでものすごくお得感。この雰囲気が好きじゃない人には刺さらないかもだけど、森さんの疾走感とワードセンスは、ほんと好き。「SNSって嫉妬・ねたみ・そねみの略だから」巧い、老齢には思いつかぬ。2026/08/12
はっせー
48
本書は、いつも隣にいる人であっても全てを知ることは出来ないを軸とした小説!まず構成に驚く!ジャンルとしてはミステリーにも関わらず、5つのタイプの小説が展開しており、エピローグにかけて伏線が回収される形。各小説のクオリティがめっちゃ高い😄次に驚くのは、凝った仕掛け。ネタバレになるので深くは書けないのですが、最後のエピローグや掌編小説で色んな秘密が明らかになる!また、他にも仕掛けがあります。それは表紙です。いま写っている表紙の裏にもう1つの表紙がある。通読後にその表紙を見るとあぁそういうことかと納得😆2025/10/15




