NO.6[ナンバーシックス]再会#2

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NO.6[ナンバーシックス]再会#2

  • 著者名:あさのあつこ【著】/toi8【絵】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 講談社(2025/09発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 510pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065404140

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内容説明

シリーズ累計230万部超え、2人の少年の友情を超えたディストピア小説の傑作!

・『NO.6再会#1』発売告知後、即Xでトレンド1位!
・『NO.6再会#1』Amazon1位(SF・ホラー・ファンタジー6月6日調べ)
・『NO.6再会#1』ジュンク堂池袋本店総合1位(2025年6月2日調べ)
・『NO.6再会#1』トーハン週間ベストセラー文芸書2位 (2025年6月3日調べ)

・細谷佳正、推薦!(アニメ「NO.6」ネズミ役)
『再会を必ず。 ネズミ』

・度重なる戦禍で地球環境が壊滅した世界に生きる紫苑とネズミ。
「NO.6」のエリートとして育てられた少年・紫苑(しおん)と、「NO.6」の外に広がるスラム地区「西ブロック」に住むミステリアスな少年・ネズミは、腐りきった偽りの理想都市を崩壊させた。二人は、新世界を再構築できるのか。真っ直ぐすぎる二人の未来の命運をわける2巻。
──きみは、ぼくを掴めないと言ったけれど、ぼくにとっては、きみこそが謎だ。確かに存在しているのに決して手に入らない。

●「NO.6」シリーズ読者からの感想
「たくさん本は読んできたけれど、これ以上面白い本に出合ったことがない」
「呼吸を楽にしてくれた本」
「死にたくなったらネズミの言葉を思い出します。逃げずに前へ進め!現実を見ろ!
どんなに現実が辛くても光を見いだせる人になりたいと思います」
「泣きたくなった夜に読みます。おまえはどうありたいんだ? いつでも自分にできることを問いかけ、動きづつけたいと思います」

●あさのあつこさんからのメッセージ

声を聞きました。ネズミの声です。
「生きる場所も死ぬ場所も自分で決める。あんたじゃなくおれが決める。余計なお節介は止めてもらおうか」と。
そうか、彼らは既に出逢い、運命を紡ぎ始めているのか。
だとしたら、わたしも、もう一度だけ、本当にもう一度だけ、彼らに手を伸ばそう。この手で彼らの生に触れてみよう。
『NO.6』の作者として戦ってみよう。あれほど恋焦がれた少年たちに挑んでみよう。
今はただ、それだけを考えています。
14年の時を経て、あなたに再び『NO.6』を届けます。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

花ママ

56
No.6と西ブロックを隔てていた壁をネズミや仲間と共に破壊し、すべてを一変させた紫苑。再建委員会の委員長として、身を粉にして働く紫苑の前に戻ってきたネズミは、すっかり様変わりした西ブロックの様を見て紫苑の尽力を痛感する。しかしネズミは紫苑をNo.6から切り離し自由にするという。No.6じゃないどこかに連れていくと。西ブロックで発生した不審火のよる火災、狙われたネズミ、ネズミが見せた映像に叫び出しそうになった火藍など、まだまだ予測できない展開がありそうで、今から#3が待ち遠しいです。2025/09/13

がらくたどん

51
紫苑とネズミの時間が動き出し読者である私と彼らの時間も動き出してしまった。「beyond」の先を見ないですめばそれも良いかなと思っていたのだけれど。紫苑がエリウリアスに「もう一度だけ」と誓って再生の道を拓いた旧NO.6と外縁地区を含む自由都市に旧スラム地区で勃発した火災を皮切りに小さな亀裂が入る。「火事なのに消防車の到着が遅い」という旧スラム地区の疑心。「類焼の不安に寄り添ってくれない」という旧エリート地区の不満。亀裂を懸命に繕う若い世代の背中を見つめ夫々の覚悟を決める大人たちの存在を描く第2巻。嵐が来る2025/10/08

Nyah

35
理想都市と呼ばれた腐敗した「NO.6」が崩壊、新世界を再構築するために、再建委員会委員長として奔走する紫苑。テロか、6箇所の同時多発火災。旧市街、旧西ブロック各3箇所ずつ。その中でも「アリの巣」と呼ばれるスラム街が一番の被害。放火なのか、避難所に再建委員会委への不平不満-犬の違和感‥紫苑の視察で消えたものの‥。暫定的な統治もあと一年で選挙。紫苑はネズミと旅立てるのか。ネズミは何を探っているのか。楽しみです。2025/11/09

FUKUSUKE

35
【サイン本】力河が登場して、メンバーが揃ったことに少しホッとした。とはいえ、あちこちで火の手が上がるという状況では、落ちついてはいられない。同時に発生した火災に対して紫苑はどう立ち回るのか、火事だけで済むのか……気になっていたところを追い続けているうちに読み終えてしまった。今回は力河や火藍といった紫苑の親世代の人たちの「思い」が描かれていて、主に紫苑とネズミ、イヌカシの視点で書かれていた#1と対比的な構成になっている。特にネズミが火藍にみせた動画、その後の火藍の心情が気になるところ。来春の#3が楽しみだ。2025/10/05

東谷くまみ

30
No.6シリーズを読んでるといつも息苦しいのだけれど、再建委員会の中にもある軋轢が表面化する場面がリアルで辛い。新しく創られ始めたNo.6。いくらどんなに形や制度が整っても、そこについていけない人もいる。変化していく世界への焦燥や不安、虐げられてきた怒り、そして旧西地区で生き抜いてきた誇りと愛着。望む者と望まない者、そしてその隙間を狙う者。妬みが僻みになってどんどん拗れて……人間って醜い。でも…信じたいな、あさのさん。辛いね、紫苑。本当にまとめていけるの、こんな誰でも逃げ出したくなるような世界を。2025/10/23

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