誰でも、みんな知っている

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誰でも、みんな知っている

  • 著者名:高橋源一郎
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 毎日新聞出版(2025/08発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 480pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784620328416

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内容説明

終わらない戦争、ネット上での止まない誹謗中傷にデマ拡散――人間はいったい何をしているのか。もはや期待できるのはAIだけなのか。混迷の時代を生き抜く思考のヒントが詰まった著者渾身の最新コラム!サンデー毎日「これは、アレだな」書籍化第4弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

66
【生きていかなければ……】「これアレ」シリーズ第4弾。有難いことに本の紹介が多い。漫画も。<この本を読むだけで社会の変化がわかるようになっている。たいへんお得な本になっているはずだ。「ジーニャは戦争へ行った」という回では、スマホで撮影した戦場の風景を誰でも見られるという驚愕の事実が明かされる。あるいはドローンで誰かを攻撃する風景を茶の間で見ることができるという事実もまた。だが、それらの恐るべき風景よりもほんとうに恐ろしいのは、もうすでに、わたしたちがそんな事態に慣れはじめていることなのかもしれない>と。⇒2025/12/21

とよぽん

47
えっ! もう4作目? 1作目は読んだが、その後は全く縁がなかった。それにしても、この1冊でまたまた高橋源一郎さんという方を「すごい作家、評者」と思った。どこから読んでも、どこを読んでも、物事や現象、歴史に対する鋭くも柔軟な感覚が感じられる。読書の幅、深さ、さらに映画や音楽など広い視野とアンテナの持ち主。そしてユーモアと温かいまなざし。しかし、タイトルの「誰でも、みんな知っている」には、私は少し戸惑いを感じてしまう。2025/12/21

しゃが

40
自分でも漠然と感じていたことを「これは、アレだな」と繰り返しや同じ関連だとひも解いてくれて納得感があった。また、本好きにはたまらない、もう一度それらの作品を読み返したくなる。映画もアニメもマンガも観たくなる。谷川俊太郎さんの葬儀は沁みた。源一郎さんのものを視る眼が好みだ。2025/10/01

いちろく

30
これが来年の1月で75歳になる人間が紡ぐエッセイなのか!? 発想が若い、というよりも今という時代の流れを受け入れた上に発信してくれているのだ。「サンデー毎日」で連載中の、高橋源一郎氏が日々触れてきた作品などの紹介形式になっているエッセイ。ここまで幅広いジャンルの今をインプットした上にアウトプットして読者に提示してくれている点に、ただ脱帽。著者のエッセイを読むたびに、この驚きは変わらない。それを教えてくれる方でもあるのだ。2025/10/23

tetsubun1000mg

19
ウクライナ、中東など終わらない戦争、ネットでの誹謗中傷など今回はかなりフラストレーションが溜まっておられるようだった。 「アメリカファースト」というような政治家や政党も増えてきているが、「これは、アレだな」と歴史を振り返って同じ傾向や考え方だと証されている。 映画の話も出てくるが、かなり選び方が独特で自分では選ばないジャンルでした。 高橋源一郎氏の知識と経験でないと出てこないと思われる文章なので興味深い内容でした。2025/09/12

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