内容説明
「うまい」「まずい」の感想は、食べる人によってそれぞれ異なる。それでも、やはり「うまい」と感じさせる魚がある。なぜ人はうまいと感じるのか?何がそう感じさせるのか?味はもちろん、色・におい・食感など、さまざまな視点からどんな魚がうまいかを追求する。
目次
第1章 「うまい」とはなにか―味やにおいを感じるメカニズム
第2章 うまいと感じる味の成分―味をつくりだす要素
第3章 どんな魚がうまいか
第4章 うまい、まずいは見ためが勝負
第5章 天然ものvs.養殖もの
第6章 ブランド魚はうまいか
第7章 肉と魚、どちらがうまい?
第8章 この酒にこの肴
第9章 魚の内臓はほんとうにまずいか
第10章 魚とうまくつきあう―未利用資源の有効利用
著者等紹介
坂口守彦[サカグチモリヒコ]
1938年鳥取県生まれ。京都大学大学院農学研究科修士課程修了、農学博士。1965年京都大学食糧科学研究所助手、同助教授、同大学農学部教授、同大学大学院農学研究科教授を経て、2002年京都大学名誉教授、四條畷学園大学・短期大学非常勤講師。現在、四條畷学園大学特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
波龍
0
「うまい」を構成する要素に味のみならず、匂い、見た目、たんぱく質、脂質など……様々な要素が複雑に絡み合ってることを改めて知る。本書を読む中で、色々な魚を色々な調理方法で食べたいと心から思った。2015/11/15
yuri
0
『感性の起源』と似てる部分がありましたが、こちらは魚論に特化していて、美味しそうでした。料理好きとしては、なるほどためになりました。2014/03/12
Seiya Miyashita
0
釣りに行きたくなった(小並感)2013/03/03
yokkoishotaro
0
すべてが新しく大変興味深かった。味は大変興味深い。2019/10/18
パロリーヌ
0
魚のうまみを細かくジャンル別に分析したり、天然物と養殖物の味の違いの原因を考察したり…こういう側面からの養殖業への参加もありだなぁと思った。つまり、養殖物の味や歯ごたえの向上とか、 余談ながら参考文献の『黒マグロはローマ人のグルメ』おもしろそう2019/01/02