内容説明
?「私が男のふりをして、男子寮で暮らすんですか!?」
男装したヒロインと、オレ様系男子による
恋と魔法の学園ファンタジー、開幕!
新川帆立の新境地!
ライトノベルシリーズ始動。
『このミス』大賞受賞作家・新川帆立(『元彼の遺言状』『競争の番人』)の最新作は、 恋と魔法の学園ファンタジー!
野々宮椿は日本で一番優秀な十五歳の女の子。
生まれ育った修道院を救うため、魔法の天才・条ヶ崎マリスの執事になるがーー。
「おいド庶民。お前に俺の執事がつとまるわけないだろ」
ご主人は傍若無人で傲岸不遜、名門一家の御曹司だった。
椿はマリスの尊大な態度に辟易しながらも、マリスと共に魔法と法律の学び舎・魔法律学校に入学する。契約通り、執事の仕事をこなそうとする椿だが……。
「え? 私が男のふりをして、男子寮で暮らすんですか!?」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
241
新川 帆立は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。著者の新境地でしょうか、本書は、魔法律学園ファンタジー青春恋愛譚でした。少女マンガチックではありますが、主要人物のキャラが立っていて面白いシリーズの開幕です。続いて10月末の第二巻へ。とりあえず3巻まで予定されているようですが、どの様な展開で何巻まで続くのか楽しみです。 https://www.gentosha.co.jp/s/mahoritsu/2025/09/13
旅するランナー
190
さすが東大法学部出身の元弁護士。魔法使いライトノベルでありながら、無権代理人による契約解除、紛争方式決闘裁判の請求、持続可能な魔法の取り扱いに関する条約、など法律知識っぽいものを絡めてきます。日本一の魔法律一族条ヶ崎家の高飛車御曹司と、ひょんなことから執事になった男装のヒロイン。二人のこれからの活躍にマジ期待上がります。2025/10/22
美紀ちゃん
124
面白い!異世界なのかと思ったが日本国内の話。魔法が使える人は、全体の2割。マリス→英語『悪意、敵意、恨み』法律用語の『悪意』は、悪い意味ではなく『何かを知っていること』。 マリスは、始めは横暴なナルシストでひどい人だった。しかし、野々宮椿を認めて、段々と同じ目標に向かって走る同士のように、絆が繋がりつつある。 魔法の世界だが、魔法の呪文みたいなものではなく、契約の条文を読み上げるみたいなシーンがたくさん出てくる。 スッキリしていて、読みやすい。 中学生にたくさん薦めたい。 次巻も、めっちゃ楽しみ! 2025/10/09
MI
87
資金不足で潰れそうな修道院を救うため、野々宮椿は魔法律学校のマリスの執事として働くことになった。女の私が男のふりをして男子寮で暮らすんですか!?主人はドSのマリス様。新川帆立さんの得意分野、法律を軸に、恋と魔法の学園ファンタジー。厳しいマリスと敵対する優しい伊織。魔法律学校はハリーポッターみたいで面白い。庶民出身の椿ちゃんの今後の成長が楽しみ。法律を柔らかく学園ストーリーに書き下ろしたのが面白い。続編が10月発売が今から楽しみになった。2025/08/28
星群
83
新川さん新シリーズですね。〝ハリー・ポッター〟と少女漫画の〝花よりだんご〟〝花ざかりな君たちへ〟を掛け合わせた世界ですね。新川さんの遊び心が満載です。主人公・野々宮椿が仕える傲慢不遜な条ヶ崎マリス。彼との距離がどうなるか注目して読み進めてみたら、中盤でマリスの態度が豹変!えっ!?オレニホレテル??マリスって、ツンデレなの?五摂家の伊織の存在といい、本当に花男な関係だな。もうシリーズ3作目まで刊行予定なので、ペースが早いなと思いきや、その理由はあとがきでわかります。2025/10/14




