内容説明
1758年、朝鮮王朝期。18歳のベクヒョンは、難関試験を突破し王族を診察する内医女(ネイニョ)になった。だがある夜、ベクヒョンが医術を学んだ恵民署(ヘミンソ)で、4人の女性が殺害される。3人は医女、最後のひとりは外出を禁じられている宮廷女官だった。事件を捜査する捕盗庁(ポドチョン)の役人は、怪しい供述をしたベクヒョンの師、ジョンスを殺人犯と断定した。彼女が犯人だと信じられないベクヒョンは、独自に事件を調べはじめ、捕盗庁の青年オジンの協力を得る。師の処刑を防ぐために、なんとしても真相を解明しなければ――。聡明な医女が謎解きに挑む爽快なミステリ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
小太郎
31
作者は韓国の仁川生まれ、3歳の時家族でカナダに移住。トロント図書館で働きながら執筆、デビューするまで5年掛ったそうです。この本向こうではYA扱いなんですね。確かに「ムズキュン」(これ後書きから)ドラマなんですが結構男尊女卑満開(これは18世紀の朝鮮王朝が舞台なんで当然)で大丈夫かなと心配してしまいました(笑)主人公のベクヒョンが主人公。卑賎の出身ながら苦労して王族を担当する医女になります。ある日同じ医局で殺人事件が起き、師と仰ぐジョンスが犯人として捕まり、師の無実をベクヒョンが晴らそうと活躍します。続★42026/03/27
しゃお
31
朝鮮王朝期の宮廷を舞台にしたYAミステリー。王族の診断を担当する医女のペクヒョンが、彼女が医術を学んだ恵民署で4人の女性が殺害した犯人と疑われた恩師を救う為に調べる様子。それを、身分違いの恋、男尊女卑、親子の確執、宮廷の陰謀などを絡めながら描かれており、ヒョンが捕盗庁の青年オジンと共に行動を共にするようになってからが特に面白く、ヒョンの考え方や感じ方、家族間の変化の描き方が自然で良かったです。あまり馴染みない用語も、韓国時代劇が好きな人にはすんなり入ってきそうですね。2026/01/05
ばんだねいっぺい
25
「薬屋のひとりごと」を基にイメージを膨らませて読んだ。この小説のよさは、なぜ、事件を追うのかというところに主人公の核となるところが絡んでいて、それが、家族とも結び付いているところが、大きいと思った。史実とは恐ろしい。2025/12/14
み
24
用語集の量に、まず怯みました。そして、やはり苦戦…。残り三分の一あたりからは慣れたのか読みやすくなりました^ ^ディアスポラ文学って単語、初めて知りました、覚えてられるかしら。2026/01/17
スイ
15
18世紀の朝鮮王朝を舞台に、宮廷の医女が恩師を救うために奔走するミステリ。 階級社会の中、主人公をはじめ、様々な親子・家族の歪みが絡む。 後書きで史実が下敷きになっていることを知った、その知識があれば一層深く読み込めたと思う。 でも、知識なしでも丁寧に書かれた物語を楽しめた。2025/10/27
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