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内容説明
「ワンワン」など動物の声や「ドッカーン」などの物音、「ひらひら」など物事の状態や様子を写す言葉「オノマトペ」を日本人はこよなく愛してきた。本書では日本人の泣く声や様子、笑う声や笑う様を表わすオノマトペに焦点を絞り歴史の糸を手繰り寄せる。「ウェラウェラ」「ツブツブ」「ホヤホヤ」など予想外のオノマトペが続出、そこに潜む日本人の認識の仕方や時代性も追究。オノマトペ研究の第一人者による斬新な日本語の歴史。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ままこ
59
時代によっても変化するオノマトペ。奈良時代から明治以降で検証。男と女の泣き声や笑い声を主にチョイスされてるのが斬新。その時代によって男と女泣き声を上げるのが良しとされるか、良くないとされるか文献を手がかりに分かりやすく解説。男女共に声を出して泣くのが良しとされたのは江戸時代だけのようだ。笑い声もヘンなのがある。独特の面を持つ日本ならではのオノマトペの世界を楽しめた。2025/12/28
shikashika555
36
本当に?本当に昔の男はこんなに声を上げて泣いていたのか? 不思議であり信じがたい。こんなに泣かれては鬱陶しいではないか。 中にはアピール泣き?もあった様子。ますます鬱陶しいではないか。 昔の日本のある地方や朝鮮半島では葬儀の「哭き女」というのがあるらしいが、そういう泣きの文化が日本にはあったのだろうか。 面白かった。 山口仲美さんの本は大好きだ。 タイトルもキャッチー。2025/10/11
ぽけっとももんが
15
例えば平安時代、男は声をあげて泣き、女は人前では泣かなかった。江戸時代は男も女も声をあげて泣き、明治以降男は声をあげて泣かないが女は声をあげて泣く。時代によって泣き方もその表現も変わっていく。笑いも、「どっと笑う」は攻撃的な場合もあるとか、にこにことにやにやとか、それはもういろんな文献から引いてある。泣くとか笑うとか、そういう基本的な感情も時代に影響されたり、また普遍だったりするのだなぁ。おもしろい。ところで「にんまり」、昭和の少女漫画には「にんま」「にまにま」など含め肯定的に使われてましたよ。 2026/01/13
ぶ~の
7
いやあ、面白かった。好奇心や探求心をくすぐられまくりでした。泣き声と笑い声のオノマトペってこんなにたくさんあったんですね。無意識に使い分けていたことに驚きです。さらにその変遷が本当に興味深く、失われてしまった表現を新鮮に感じたり、なぜその表現に?というようなものが読み進めていくうちに頭の中で想像していたイントネーションが違うことに気づいた瞬間、なるほど!と嬉しくなったり。現代とはニュアンスが違うオノマトペが存在することを意識できるようになった今、古典文学を読む時の目線が変わりそうです。2025/11/22
pppともろー
6
人間の泣き声や笑い声のオノマトペ。意外な発見。2025/12/14
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