内容説明
新潟県糸魚川市能生に、全国の相撲少年が集まる寮〈かにや旅館〉がある。海洋高校相撲部の田海哲也総監督が経営していた元旅館だ。そこが実質、相撲部屋となり、続々と未来のスター力士を輩出している。パワハラ、いじめ、不登校など、難しい問題が渦巻く中、田海夫妻が彼らの心身の成長に深くかかわり、そのおかげで生徒たちは練習に打ち込めている。本書は、大の里をはじめ多くの力士たちと田海夫妻を中心にした、〈かにや旅館〉で繰り広げられる感動の子育て、力士育成の物語。
目次
序 章 能生町が人・人・人であふれた日
第一章 相撲部屋〈かにや旅館〉の誕生
第二章 有望な少年たちが集まり始めた
第三章 中村泰輝(大の里)が来た
第四章 〈かにや〉の生活と人間模様
第五章 大相撲の敷居は高かった
第六章 祝勝会前夜 母たちの証言
第七章 中村泰輝から大の里へ
第八章 大の里快進撃の陰に
第九章 〈かにや旅館〉の未来展望
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
鉄之助
160
タイトル通り、横綱・大の里を育てた「かにや旅館」だった。子育て論、スポーツ強化の秘訣が満載の1冊でもあった。新潟県糸魚川市にある中高一貫体制で相撲を強くする「相撲部の合宿所」(寮)がかにや旅館。田毎総監督と、その妻・江津子さんが私財をなげうって、子どもたちを育てた姿に心震わされた。大の里が、土俵上でタオルを丁寧に折りたたむのも、かにや育ちの力士たちの伝統だったことも、驚きだった。大の里だけでなく、多くの関取を輩出し今や大きな勢力となった「かにや」出身力士を、一層応援したくなった。→続く2025/10/13
おかむら
20
大の里を育てた旅館て? 「かにや旅館」は新潟県糸魚川市能生(カニが有名)にあります。県立海洋高校相撲部監督の家業の旅館を学生寮にしたそう。監督夫婦に密着、海洋高校相撲部躍進の歩みを大の里中心にルポ。明日からの名古屋場所に備えて読んどいた。がんばれ大の里、白熊、嘉陽! 能生には数年前行ったことあります。カニ食べに。ところが道の駅閑散。2月は禁猟期間だそう。帰りのタクシーも呼んでも来ないので道の駅の親切な職員さんに能生駅まで送ってもらった思い出。その後車中ですごい蕁麻疹出た思い出。カニアレルギー発症事件。2025/07/12
hana✻マインドサポーター✻
4
相撲が大好きなので、登場人物の力士たちをますます応援したくなった。地域の熱い気持ちが大の里たちを育ててるんだな、と感動した。かにや旅館は、実は海洋高校の寮にもなっているというのを初めて知った。料理、美味しいだろうな…(笑)。2025/11/05
Humbaba
3
同じやるにしても、自分で決めてやっていくのと強制されて行うのとでは大きな違いがある。表面上出てくる行動としては同じであっても、そこに込められる心が異なるため成果も違ってくる。折角やるのならば積極的に自分の意志でやることが大切であり、そうして行動するからこそ見えてくるものもあるだろう。最初のうちは大変なこともあるかもしれないが、全力でやるという経験は無駄にはならないし、成果が出る可能性も高い。2025/11/12
U-Tchallenge
2
かにや旅館で大の里が育ったのは知っていたがその経緯等は知らなかったので、とても興味深く読んだ。大の里以外にもたくさんの力士がかにや旅館で育ったことを知ることができた。強いはもちろんであるが、やはり人間として何を大切にするかということも重要である。それが力士は特別視される所以であろう。これから大相撲を見るのがより楽しくなりそうだ。2025/10/21
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