内容説明
北海道・道東道北の自然と野生動物たちを、美しい写真と情感豊かな文章で綴った一冊。
タンチョウの優美な舞い、キタキツネの鋭いまなざし、ワシの鮮やかな嘴と足――著者が自らの足で追い、出会い、切り取った一瞬が、読む者の心を打つ。
知られざる生態や習性に触れながら、私たちを“本物の自然”へと誘う、生命の記録。
目次
・プロローグ
[第一章] 道東の秋 2022年10月7日~10月9日
1.サイレントグリーン(神の子池、野付半島ナラワラ) 2022年10月7日
2.奇景とアントラー(野付半島ナラワラ、羅臼、ウトロ、斜里町) 2022年10月8日
3.楽しみにしてたのに……(ウトロ、網走、サロマ湖) 2022年10月9日
[第二章] 道東の冬 2023年2月17日~2月19日
4.最東端の地の夕暮れ(根室 春国岱) 2023年2月17日
5.ワシ、ワシ、ワシ、ワシ……(根室 風連湖) 2023年2月18日
6.ツル、ツル、ツル、ツル……(釧路 鶴居村) 2023年2月18日~19日
[第三章] 道北の秋 2023年10月20日~10月22日
7.10月の冷たい雨(音威子府、天塩町) 2023年10月20日
8.風が強い……(サロベツ原野 幌延町) 2023年10月21日
9.声はすれど姿は見えず(サロベツ原野 旭川空港) 2023年10月22日
[第四章] 道東の冬、再び 2024年2月16日~2月18日
10.やや吹雪いている(斜里町) 2024年2月16日
11.やっと会えた……(羅臼町・シマフクロウに会えた日) 2024年2月16日
12.流氷とワシ(羅臼町・ワシ達に会えた日) 2024年2月17日
13.コツンコツンと音がする。(野付半島・エゾシカ達と会えた日) 2024年2月17日
14.最後に世界中で一番美しい鳥に会って帰ろう(鶴居村・タンチョウ達に会えた日) 2024年2月18日
・エピローグ