内容説明
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中国風の架空世界を舞台とした創作作品が人気を博している。その元ネタとなっている中国の宮廷世界の基礎知識(生活習慣、制度、ファッション、建築…)をイラスト満載で解説。オールカラー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
さとうしん
12
唐代中心ということだが、先秦から清代まで広く時代をカバーしている。また「後宮」というテーマに必ずしもとらわれず、当時の社会制度や生活文化全般を扱っている。中華物の創作用を念頭に置いているようだが、時代劇鑑賞のおともにも使えそうである。ただ、漢方薬や毒薬など、時代劇には付きものなのに触れられていない項目もあるのが気になった。また、創作を意識するなら項目ごとに1つ2つ程度でも中文書を含めた参考文献を提示しておくべきではなかったか。2025/07/02
ごへいもち
10
パラパラと見ました。こういうイラストだと手に取る気になる2025/08/29
電羊齋
10
後宮の内容は思ったより少なくて、中国王朝時代の政治、制度、文化、社会を広く取り扱っている。たとえば「皇帝」・「皇后」・「皇太子」……などなどキーワード別にまとめられていて、それぞれのテーマについて基本的な知識が得られる。また、オールカラーのイラスト、図解でイメージをつかみやすい。中国史ビギナーの方に便利だし、中国時代劇ドラマ鑑賞のお伴にも使えるかも。後宮の内容がもう少し多ければなお良かったかな。2025/08/03
さとまる
7
図書館本。後宮の解説というよりは、中華世界全般の生活史の解説といった印象。読みながら「あの作品は唐代玄宗期が舞台かな?」とか「あの作品の設定だと宋代か明代か?」など想像を巡らせてしまう。2025/09/15
tokumei17794691
4
あえて言う。「書名詐欺」である! 書名・帯を通じて「後宮事典」とあおっているが、実態は「中華風ファンタジー創作入門事典」である。見よう見まねで、曲がりなりにも中華風後宮ファンタジーを書いた者としては、「最初に買いたかった中華風ファンタジー創作資料」。本書があれば、唐代を中心とした「中華時代劇世界」を一通り、理解することができる。そして、中華風ファンタジー世界を作ることができる。「後宮事典」を名乗るのなら、監修者柿沼陽平氏の『古代中国の24時間』の手法で、後宮の一日をより掘り下げて詳述してほしかった。 2025/07/09




