内容説明
若くして騎士団長に上り詰めた剣と魔法の天才・フランツ。
夢にまで見た冒険者旅を始め、仲間になった魔法使いマリーア、獣娘タタとともに港街リウネルに向かっていた。
その道中で魔物に襲われていたのは、彼の婚約者候補カタリーナで!?
救ってくれたお礼にと港街を案内してもらい、一行は旅情を満喫。
穏やかな海で釣りを楽しんでいると……本来港には近づかないはずのクラーケンが襲来!
フランツに憧れを抱く女騎士・ベルナデットも調査に合流し、カタリーナが婚約者争いに焦りを覚える一方、この異変の裏には隣国の影があるようで――?
気ままな冒険者←→無双の騎士団長による英雄譚、第2巻!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
22
夢にまで見た冒険者旅を始め、仲間になった魔法使いマリーア、獣娘タタとともに港街リウネルに向かうフランツが、婚約者候補カタリーナと再会する第2弾。道中で魔物に襲われていたカタリーナを救い、お礼にと港街を案内してもらい旅情を満喫する一行。しかし穏やかな海で釣りを楽しむはずがクラーケンが襲来したり、陰謀に巻き込まれていく展開で、タタにカタリーナ、憧れを抱く女騎士ベルナデットまで現れて大変そうなマリーアには苦笑いでしたが、鈍感でも有能で、彼女たちに助けられながら事態を解決していくフランツらしさがよく出ていました。2025/08/02
真白優樹
8
道中で再会した婚約者候補のカタリーナも共に港町へ向かう中、クラーケンの襲撃から国の絡む陰謀に巻き込まれる今巻。―――望んだ夢の日々の為、国難なんて片付けろ。 フランツ歩けば事件に当たる、と言わんばかりに陰謀に巻き込まれる中、今回は冒険者ではなく騎士として戦う物語であり、大きな世界の広がりと共に違った格好良さが見える巻である。また一つ事件を解決し、カタリーナも仲間に加え向かうは次の街。どんどん冒険者生活を満喫していくフランツは、今度はどんな事件に当たってしまうのか。 次巻も勿論楽しみである。2025/08/06
尚侍
8
とっても面白かった。今回は勘違い要素よりも正統派の騎士としての働きの方が目立った感じでしたが、基本的に主人公がいい人であることに変わりはなく、その点でも安心して読むことができました。カタリーナがパーティーに入ったことで戦術の幅が広がったのも良く、あとは回復役がいればといったところではありますが、そもそもこのパーティーに回復役が必要なのかということもあるので、バランス的にはこれ以上パーティーメンバーを増やさない方がいいかもしれないですね。果たして今度の町ではどのような出会いが待っているか。続きが楽しみです。2025/08/03
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