内容説明
弟子入り先を破門されてしまった桜千早は夜行堂へと導かれ、成り行きで使い走りとして仕事を始める。夜行堂と特別対策室の依頼をこなす千早は、やがて業務の効率化の為に大野木の家に居候となることに。県庁の大野木に届いた依頼は、息子の変化に戸惑う母親からのものだった。訪問するとおかしくなるという都市伝説のある大学寮の廃墟。肝試しにいった息子は戻ってから様子がおかしくなり、部屋から一歩も出なくなってしまったという。一緒に行った友人から話を聞こうと、面談に訪れた青年はひどくおびえていた。大野木と千早は二人で話を聞くことに。多発する怪異には、人の情念や想いが、人ならざるものと混じっている。それらが引き起こす、数々の呪いと悲劇。それら怪異をあざ笑うかの如く静観する夜行堂店主の真の目的とは……。文庫化にあたり、上下巻それぞれに短編を書き下ろし収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
四弦桜
16
上巻では千早に魅力を感じてたけど下巻では一気に小野木に!小野木かっけー✨✨かっこよすぎて痺れた😆 そして最終話…謎めいた人物が多すぎて気になる!! 千早と大野木のバディの行方も気になる… 面白かった✨早く次作の文庫化を‼️ 2025/08/03
まる
2
上巻以上に人間の悪意が鮮明に描かれていて、千早の言う「人間が一番恐ろしい」をとても感じた。まさか上巻のイジメの話を別視点からまた見ることになるとは…遠野里香の思考回路がやばすぎて、理解できないことからくる恐怖みたいなのを感じた。ここまで「自分は悪くない」と思えるの、怪異すぎる。死に際に思うこともおよそ人とは思えなかった。「千尋」も悲しい。千早の「やれるとこまで二人でやろうぜ。相棒」と、千早に危害を加えた人間に対する大野木さんの、普段からは想像できない姿がアツい。最高のバディだ〜!続編も文庫化を待ちたい。2025/08/10
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