角川文庫<br> ネバーブルーの伝説 アスタリット星国記1

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角川文庫
ネバーブルーの伝説 アスタリット星国記1

  • 著者名:日向理恵子【著者】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • KADOKAWA(2025/07発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041163771

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内容説明

アスタリット星国の国立図書館で写本士見習いとして働く15歳のコボル。写本士たちは、自然災害である〈塵禍〉や戦争で滅びた他国から本を救出し正確に書き写すことで、文化を後世につなぐ役割を担っていた。声を出すことができないコボルは人一倍文字を書き、ひたむきに写本に尽くす日々を送っていたが、ある日、先輩写本士たちとともに〈塵禍〉に見舞われた隣国・メイトロン龍国の書物を救出するため、初めて他国に赴くことになる。しかし任務中に再び街は〈塵禍〉に襲われる。一瞬で人の命を奪い、一つの都市を壊滅させるほどの威力をもつ災害〈塵禍〉だが、なぜかコボルたちは無事だった。混乱しながらも龍の伝説が残るメイトロン龍国を調査するうち、彼らは祖国が隠していたある重大な真実を知り――。『火狩りの王』著者が描く、ペンとインクの新たな冒険ファンタジー!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

18
都市を壊滅させる威力を持つ災害・黒い〈塵禍〉の脅威にさらされる世界。写本士見習いの少年コボルが真実を後世に書き残すため旅に出るファンタジー。アスタリット星国国立図書館で働き、〈塵禍〉に見舞われた隣国・メイトロン龍国の書物を救出するため、仲間とともに初めて旅に出るコボル。任務中に再び〈塵禍〉に襲われ、龍のなり損ないと呼ばれる少女・イオと出会った彼らが祖国の重大な秘密を知ってしまう展開で、写本士の根幹を揺るがす事実も明らかになる中、葛藤を抱えながら真実を記録する覚悟を決めていく彼らの姿がなかなか印象的でした。2025/09/03

悠里

3
面白かった…!!がっつりしたファンタジーが見たいって欲を真正面から叶えてくれた…終盤までずっと手に汗握ってハラハラしながら読んだ…。 古来からどれ程圧倒的な暴力があっても、周りの全てから否定されたとしても、言葉を紡ぎ後世に繋ぐ力を止めることは出来なかった。伝える集大成である本がこの手にあること。それはなんと素晴らしいことかと思わずにはいられないお話でした。2025/07/30

烏龍茶

2
前半は夢中になって読めたのだけど、中盤から後半にかけては物語の展開についていけず、最後は走り読みになってしまった。「国家の陰謀を少年少女と幼い竜が暴く」という王道ファンタジーで、世界観は衣服の細部に至るまで丁寧に作り込まれていて完成度が高いし、ストーリーもドラマチックで引き込まれる。でも、その分、逆に現実世界とのギャップも大きく感じられてしまって、物語に入り込めなかった。その描写が比喩なのか、この世界では現実に起こり得ることなのかの判別がつかなかった。児童文学を読んだときの感覚に近いかもしれない。2025/08/08

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