内容説明
伝説の学習参考書『大学への世界史の要点』が、最新情報+全面改訂で「読みやすく」「わかりやすく」再登場!
佐藤優氏が40年以上、たえず読み返してきた「座右の書」であり「最高の基本書」であり「伝説の学習参考書」。
あの『大学への世界史の要点』の構成をもとに、読みやすく完全リライト。最新情報を加筆して新登場!
【特色1】「ストーリー」だから理解しやすい
・歴史の「流れ」を意識して、全編を通して新たに執筆
・個々の歴史事象だけでなく、「歴史の動き」がわかり「通史」が身につく
【特色2】「最新情報」に全面改訂
・執筆者が全編チェックし、「半世紀の歴史学の成果」を反映して新たに執筆
・「最新の内容」を盛り込んで原著を完全リニューアル
【特色3】「使える知識」が身につく
・通史からこぼれた民衆の歴史や事件の話題は〈深掘り解説〉〈教養コラム〉に満載、全90項目
・本物の教養として、社交にも即使える知識が身につく
さらに、豊富な「参考」解説と、「新規の図説・地図・写真」を大幅追加
各章の冒頭には、佐藤優氏と執筆者との読みどころ対談(全30ページ)を収録!
章ごとの注目ポイントから、現代につながる歴史の読み解き方、世界史学習の方法、「トランプ政権」「親ガチャ」「ChatGPT」まで、縦横に語り尽くします。
《きちんと説明できますか?》
◎「ウェストファリア条約」が作った現在の国際秩序
──なぜ「近代の始まり」か、理由まで説明できますか?
◎「イギリス革命」「アメリカ独立革命」「フランス革命」
──「始まり方」「経緯」が全然違う!「民主主義」3つの歴史
◎ロシアは250年前からウクライナを狙い続けていた
──エカチェリーナ2世は「南下政策」を、なぜ進めた?
《現下の国際情勢を読み解く際に役立つ情報の宝庫》
〈本書は、ビジネスパーソンにとって役に立つ。
最近でも、ユダヤ人の歴史とイスラエル建国の経緯(バルフォア宣言やフサイン= マクマホン協定)、イランの近代史について、本書の原著の記述を読み返すことが多い。
2025年6月13日に始まったイスラエルによるイラン攻撃の背景を理解する際にも、その背景となる重要な知識を入手することができる。
ヨーロッパの近世・近代は、西欧で「普遍」とされる、現在の西欧的価値観の基盤がつくられた時期であり、その歴史を知る意義は今を生きる我々にとっても大きい。
現代人にとって必須の世界史の基礎知識をいっきに学び直すため、本書を存分に活用してほしい。〉
(佐藤優氏「本書を強く推薦する」より)
歴史ファンにも、いちから学び直すビジネスパーソンにも、いまいちばん面白く、役に立つ世界史の本です!
目次
本書を強く推薦する 佐藤優
第1章 近世ヨーロッパ世界の形成
佐藤優 特別対談「キリスト教を知ることで現代世界が見えてくる」
1 ルネサンス
(1)イタリアのルネサンス
(2)他の諸国のルネサンス
(3)科学と技術の発達
2 ヨーロッパ世界の拡大
(1)インド航路の発見
(2)アメリカ大陸「発見」
(3)地理上の発見の影響
3 宗教改革
(1)宗教改革の先駆者たち
(2)ルターの宗教改革
(3)カルヴァンの宗教改革
(4)イギリスの宗教改革
(5)対抗宗教改革
第2章 主権国家体制の形成
佐藤優 特別対談「主権国家体制の歴史から学ぶ平和外交」
1 主権国家体制の成立
(1)主権国家体制
(2)スペインとオランダ ほか
2 17~18世紀のヨーロッパ文化
(1)バロックの美術・音楽・文学
(2)科学と哲学
(3)政治・経済思想
第3章 市民革命と産業革命──ヨーロッパ近代国家の発達①
佐藤優 特別対談「フランス革命も産業革命も「歴史は繰り返す」」
1 イギリス革命
(1)市民革命前のイギリス
(2)国王と議会の対立
(3)ピューリタン革命と共和政 ほか
2 アメリカ独立革命
(1)13植民地
(2)重商主義と独立戦争
(3)アメリカ合衆国の成立
3 フランス革命とナポレオン
(1)革命前のフランス
(2)フランス革命
(3)フランス第一共和政
(4)ナポレオンの登場
4 産業革命
(1)イギリスの産業革命の要因
(2)イギリス産業革命の展開
(3)諸国の産業革命
第4章 自由主義と国民主義──ヨーロッパ近代国家の発達②
佐藤優 特別対談「近世・近代史からは現代社会の構造が見える」
1 自由主義運動の進展
(1)ウィーン体制の成立
(2)ラテンアメリカの独立
(3)フランス七月革命
(4)イギリスの自由主義改革
(5)社会主義思想の誕生 ほか
2 国民国家の発展
(1)イタリアの統一
(2)ドイツの統一
(3)ビスマルク外交の展開 ほか
3 アメリカ合衆国の統一
(1)領土拡大と民主主義の発展
(2)アメリカの奴隷問題と南北戦争
4 ロシア帝国と東方問題
(1)ロシアと東方問題
(2)ロシアの改革
(3)バルカン諸国の発展
(4)北欧三国の発展
5 ヨーロッパ18~19世紀の文化
(1)文学・美術・音楽
(2)哲学・思想
(3)社会科学・史学
(4)自然科学