文春文庫<br> 令和最恐ホラーセレクション クラガリ

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文春文庫
令和最恐ホラーセレクション クラガリ

  • ISBN:9784167924003

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内容説明

最旬ホラー作家が勢ぞろい!

暗がりから溢れ出し、人を呑み込む〈怪異〉。現代最高峰のホラー作家たちが生み落としたソレはあなたに一生つきまとう――。

背筋×ハイファッションの呪縛、澤村伊智×深夜の客人、梨×「恐怖症」売りの女、コウイチ×地方ロケ、はやせ&クダマツ×怖すぎる心霊物件、栗原ちひろ×セレブ一家の闇……

究極の6ストーリーズ

【目次】
○背筋「オシャレ大好き」
○澤村伊智「鶏」
○コウイチ「金曜日のミッドナイト」
○はやせやすひろ×クダマツヒロシ「警察が認めた〈最恐心霊物件〉」
○栗原ちひろ「余った家」
○梨「恐怖症店」※

※本書に収録されている「恐怖症店」(梨)は、2025年7月4日に電子書籍オリジナルとして配信された『恐怖症店』と同じ作品です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sin

20
タイトルに在るが令和最恐ホラーと云う括りはまだ早くはないだろうか?背筋・レミングの行進、呪に交われば赤く散る。澤村・鶏を忌避する男の恐怖、編集者の受難。コウイチ・ロケ地での解放と遭遇、触らぬ神に祟りなし。はやせ✕クダマツ・警察が認めた心霊物件、正しくは捜査が入った心霊物件で警察は認めてはいない。栗原・多数派の強要と個人の我儘、正しさは人それぞれだが執着は意固地な自分を生み出す。梨・恐怖症を売る店主、訳あって同行する助手の真実が絡む物語。令和に活躍する創作者の24年から25年にかけて掲載された作品を集めた。2025/08/20

petitlyz

16
ホラーアンソロジー6編。澤村伊智さん目当てで読んだ。澤村さんの「鶏」、気持ちワルく理不尽で怖い。他にも、唐突に怖いっていう話や悲しい怖さのストーリーもあった。栗原ちひろさんは初見だと思うけど、悲しい怖さだった。最後の梨さんの「恐怖症店」は、余り怖くないが深く印象的な内容だった。2025/08/08

ゆーや

2
澤村伊智目当てで購入!鶏、おもしろかった 金曜日のミッドナイトと警察が認めた<最恐心霊物件>の2作が好み!梨、この前読んだ短編がまったくささらなかったんだけど恐怖症店は好き 余った家も世にも奇妙な物語みたいでよかった~2025/08/18

めんだこちゃん

2
筋金入りのビビリである私は、読みながら意識を失ってしまう。それは恐怖のあまりか、眠気のあまりか…。その身体に、かつて無念のままその生涯を終えた老害読者の怨霊が入り込むーーー「いや令和最恐とかいうAmazonの粗悪品みたいな題名の時点でお察しだったけどさ。これもう『垢抜けホラー選手権』でしかなくない?というか何編かはもはやホラーですらなくない?よくよく考えると中身より雰囲気だけで、むしろ読者側が頑張って怖がろうとしてない?かーっ、あぁもう怪異とかいう呼び方も今更ながら鼻につく!オバケでいいだろオバケで!2025/08/17

2
今をときめく執筆陣ならではの個性溢れる六篇からなるホラー作品集。それにしても恐怖とは掘り下げてみると相当に複雑な感情なのだなぁと改めて感じた。例えば何かに対する異様なまでの執念や呪縛(確かに「呪い」が入っている)も恐怖なのだろう。個人的には若さや容姿に執着する女性にせよ大金持ちの一族のネジが外れた人間性にせよ恐ろしさより嫌悪感の方がより強く感じられた。現代に於ける怪談にはリアリティが求められているのかもしれない。2025/08/15

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