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内容説明
『生きがいの見つけ方』は、「自由意志は幻想であるかもしれない」という脳科学の視点を出発点に、人はそれでもどうすれば生きがいを感じながら生きられるのかを考える一冊です。著者は、私たちの行動や選択が環境や脳の状態に強く影響されているとしながらも、そこに悲観するのではなく、むしろ「行動」こそが生きがいを生む鍵であると語ります。本書で特に印象的なのは、「やる気があるから行動するのではなく、やる気がなくてもまず行動することが大切だ」という提案です。たとえば、朝なんとなくランニングに出たとき、走っている最中に目の前を一匹の蝶がふわりと舞う。それを見て「生きている」という実感がふいに湧き上がる。そうした一瞬が、生きがいの原点なのだと著者は述べます。大きな目標や崇高な目的がなくても、小さな行動の中にこそ生きている瞬間が宿るのです。行動主義的なアプローチを通じて、著者は「習慣が人格をつくる」とも語ります。毎日少しでも何かをやり続けること。それがやがて意味や価値を生み、生きがいへとつながっていく。本書は、やる気や自由意志に頼らずとも、日々の行動の中で人生の意味を見出すことができるという力強いメッセージを届けてくれます。どこか虚しさを感じている人にこそ読んでほしい、生きる手応えを取り戻すための一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
tetsubun1000mg
10
かなり難しい題材だと思っていましたが、分かりやすく書かれていて最後までたどり着きました。 自由意志、意識と無意識など興味深い内容でした。 やる気が出ないのは、行動することで解決していくという解説が面白かった。2025/11/06
風地
10
仕事も家庭も、多少のトラブルはあるものの概ね平穏で、幸せには違わないものの、人生を謳歌しているとは程遠く、何か、我を忘れるほど夢中になれるものがなくて良いのかという不安を抱えていたので、運命の出会いかと思うようなタイトルで手に取った。脳科学から見た生きがいとは。脳のアイドリング効果、AIと人間(生物)との違い、宇宙に行った人の意識の変容など、興味深い内容に溢れていた。"脳の自由意思決定はなく、自由否定がある"は池谷裕二の書籍を、"言語を獲得したことで抽象的な概念を獲得した"は「言語の本質」を彷彿とさせ→2025/08/23
kaorin
1
題名は「生きがいについて」だが、それにとどまらず内容が多岐にわたり面白い。便利になりすぎて、何でも予測可能、すぐに結果がでることを求められるが、そもそも人間の知っていることなんて宇宙のほんの一部である。まだまだ未知がたくさんある。バタフライエフェクトとコントロールできない未来。自分はおろか、他人なんてコントロールできない。できないのに悩まなくてよろしい。無理、できないと脳にバイアスをかけるとせっかくの能力が生かせない。などなど、論理的にわかりやすく書かれていて、いい脳内変換、気分転換になった。2025/11/25
たっとちゃん
0
沢山の気付きを頂きました。やる気があるから行動するのではなく、行動するからやる気が出る。朝令暮改でも良いので、その時々でベストな選択判断をすべきである。偶然の幸運をつかむには、先ず行動する、そして気づく、さらに受け入れる。長所と短所は常に表裏一体。大人になっても子供でいる。重要なのは、他人との比較でなく、自分の過去や未來との比較である。等2025/09/21
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