内容説明
現代英国を代表するミステリ作家にして愛好家マーティン・エドワーズが、英国探偵小説の一時代を築いた巨匠たちの名品から精選した「本」にまつわるミステリ傑作選。毒を盛られた愛書家が、死の直前に蔵書に書き残したアンダーラインの真相。売れっ子作家の妻を殺したい男が仕掛けるアリバイトリック。編集者が作家クリスチアナ・ブランドに宛てた原稿依頼書を誤って受け取った女性による奇妙な犯罪の顛末……。犯人当てからクライムストーリイ、〈奇妙な味〉からショートショートまで、様々なバリエーションで本好きに捧げる十六のミステリ!/【目次】序=マーティン・エドワーズ/作家に授ける殺人講義=G・D・H&M・コール/救いの天使=E・C・ベントリー/暗殺者クラブ=ニコラス・ブレイク/メガテリウム・クラブの奇妙な盗難事件=S・C・ロバーツ/殺意の家=フィリップ・マクドナルド/荒っぽいゲーム=A・A・ミルン/本の中の手がかり=ジュリアン・シモンズ/ある原稿=グラディス・ミッチェル/ある男とその姑=ロイ・ヴィカーズ/灰色の幽霊=マイケル・イネス/拝啓、編集者様=クリスチアナ・ブランド/あらかじめの殺人=マージョリー・ブレムナー/性格(キャラクター)の問題=ヴィクター・カニング/名誉の書=ジョン・クリーシー/きみが執筆で忙しいのはわかってるけれど、ちょっとお邪魔してもかまわないだろうって思ったんだ=エドマンド・クリスピン/章と節=ナイオ・マーシュ/解説=小山正
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
雅
90
海外ミステリが久々に読みたくなったタイミングで出会った1冊。バラエティに富んだ内容で満足出来ました。2026/05/28
はな
39
本好きに捧げると言われたら読むしかないよねー久しぶりにミステリーを堪能させていただきました。やはり面白い。しばらくミステリーにハマるかな。2026/05/19
maja
34
本にまつわる英国ミステリ傑作選16篇。E・Cベントリー「救いの天使」フィリップ・マクドナルド「殺意の家」ロイ・ヴィカーズ「ある男とその姑」ナイオ・マーシュ「章と節」がよかった。なかでも、古書主が聖書を手に嬉々としてアレン警部を訪ねてやってくる。牧歌的な小さな村の空気と、どこか禍々しい聖書の書き込みと謎の「章と節」が好みであった。クリスピン「きみが執筆で忙しいのはわかっているけどちょっとお邪魔してもかまわないだろうと思ったんだ」などなど、既読分もあったが、さまざまな持ち味で楽しんだ。2026/05/10
斉藤フィオナ
31
本好き・英国好き・ミステリ好きにとって願ってもない短編集。年末年始にゆっくり読むことができてよかった。自分の好みは「作家に授ける殺人講義」「殺意の家」「ある男とその姑」「拝啓、編集者様」「章と節」。なかでも「章と節」は田舎の小さな村社会、教会とその墓地、聖書に挟まれた一族の出生死亡記録・・・50年前の悲しい事件と現在起こった殺人事件の繋がり・・・その辺の陰からバーナビーやルイスがひょっこり出てきそうな、まるで英国ドラマを見ているような作品で面白かった😊2026/01/08
くさてる
29
「本」をテーマにしたミステリアンソロジー。なかなか粒ぞろいで楽しめました。「君が執筆で忙しいのはわかってるけれど、ちょっとお邪魔してもかまわないだろうって思ったんだ」は題名に驚いたけど内容がまさにこの通りで。「ある男とその姑」はミステリ的展開より人物造形が面白くて、そちらに引き込まれた。どうなってしまうか最後まで引っ張られた「拝啓、編集者様」などが特に良かったです。おすすめ。2025/10/21
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