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内容説明
心は読めるが空気が読めない妖怪サトリ!
主人公のサトリは、見た目は小学三年生、実は推定三百歳の妖怪。この妖怪サトリ、人の心は読めるが空気が読めないので、思ったことを正直に言って痛い目にあうこともしばしば。一方で、煩悩(苦しみを生む原因)をこじらせ妖怪になりかけている人間にも、サトリは正直な言葉を投げかける。するとその人の目からウロコがぽろり、人助けになることも。サトリは訳あってそのウロコを集めることにするのだが・・・・・・。
児童文学の賞を数々受賞している注目作家・長谷川まりる氏の、ちょっと怖いが心が晴れる短編連作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
鳩羽
4
人の心が読める妖怪のサトリ。けれど、時々ノイズがかかったように、心が読めない人間がいて、サトリに鳥肌を立たせる。そういう人間は実は妖怪になりかけていて…。サトリは妖怪になりかけている子供たちを、助けることにする。…心は読めるけれど空気は読めないという、たまに無神経なせいでやらかしちゃうこともあるけど、概ね素直で優しいサトリを嫌うことは難しい。主に自分の心の問題で、闇堕ちしてしまった子供たちを救っていくサトリだが、原因も解決も他者には求めないスタンス、話のネタを、どのくらい続けられるのかなという気もする。2025/08/14
えびー
1
中学年から。人の心が読める妖怪サトリが、悩める現代の子供達を助けるお話。内容と絵がとても合っていて楽しい。続いて欲しいな。買いたい。2025/08/31
まめもやし3
1
サトリが人間のことを好きでいてくれるのがうれしい。銭天堂より優しいふんいき。シリーズが続いてくれるといいな。2025/08/09