内容説明
これまでの対アフリカ援助に関する議論のほとんどは、1世紀前のアフリカ大陸と同じように、当事者以外のところでなされてきた―議論は相変わらず植民地化されていたのだ。本書は、そのアフリカ問題について、当事者であるアフリカ人女性による、はじめての本格的論争の書である。
目次
第1部 援助が主役の世界(援助の神話;援助の略史;援助は役立っていない;経済成長の無言の殺し屋)
第2部 援助がない世界(ドンゴ共和国;援助依存モデルについてのラディカルな再考;債券発行;中国人は朋友なり;貿易で経済発展;貧者の銀行;アフリカに真の開発を)
著者等紹介
モヨ,ダンビサ[モヨ,ダンビサ][Moyo,Dambisa]
ザンビアの首都ルサカに生まれ、ザンビアで教育を受ける。1990年、大統領に対するクーデター未遂により大学が閉鎖されたのを機に渡米。世界銀行に2年間勤務した後、ハーバード大学で修士号、オックスフォード大学で経済学博士号を取得。その後ゴールドマン・サックスで8年間勤務し、「グローバル・エコノミスト&ストラテジスト」として活躍。本書刊行後はTime、Financial Times等数多くの活字メディアにインタビューなどで登場するだけでなく、テレビ出演や講演もこなし、2009年5月のTimeで「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた
小浜裕久[コハマヒロヒサ]
1949年川崎市に生まれる。1972年慶應義塾大学経済学部卒業。1974年同大学院経済学研究科修士課程修了。1974~87年国際開発センター研究員、主任研究員。現在、静岡県立大学国際関係学部教授(開発経済学、国際経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ジュール リブレ
スー
ophiuchi
まめタンク
四ツ谷