フランスの歴史を知るための50章

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フランスの歴史を知るための50章

  • ISBN:9784750350219

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内容説明

古代から現代にいたるまで、現在のフランスを構成する地域の歴史を平易な文章で叙述。
政治史を軸に、社会、経済、宗教、文化などの様々なテーマを絡めながら、各時代を多彩な執筆陣が立体的に描き出し、読者を新たなフランスの発見へといざなう。

目次

はじめに
第Ⅰ部 古代・中世
1 ローマ帝国下のガリア――カエサルの遺産、そして「フランス」のプレリュードへ
2 「フランキア」から「フランス」へ――「フランク人」小史
3 ガリア聖歌――「フランス音楽」の古層
4 封建社会の王――前期カペー朝
5 フランス中世の教会と修道院――11~12世紀の信仰と平安
6 フランスのロマネスク美術――大いなる実験の時代
7 「長い13世紀」とフランス王国――王権の伸長と王領地の拡大
[コラム1]12~13世紀フランスの女性権力者
8 ゴシック建築とフランス――歴史のなかで変化する「ゴシック」
9 中世のパリ――都市代表組織の形成を中心に
10 カタリ派のコスモロジー――中世南フランスの信仰と異端迫害
11 托鉢修道会の誕生と拡大――都市社会のキリスト教信仰
12 神学vs.哲学――世界の永遠性をめぐる13世紀パリ大学での論争
13 13世紀における都市の勃興と文学――アラスの場合
14 中世フランスの民主主義――都市と村落の自治
[コラム2]サン・テミリオンのワインとジュラード
15 百年戦争の開始――相次ぐ敗北と三部会の反乱
16 百年戦争の終結とその後のフランス――諸侯と公妃に導かれるフランス
[コラム3]ジャンヌ・ダルクとそのイメージ
第Ⅱ部 近世
17 フランスの宗教改革――福音主義運動の展開から改革派教会の創立へ
18 宗教戦争の終結とアンリ4世――内乱を経て王国再建へ
[コラム4]フランスのルネサンス文化
19 ルイ13世とリシュリュー――国家の利益で結ばれた王と宰相
20 フロンドとマザラン――戦時体制への不満と党派間の争い
21 ルイ14世の親政――「偉大なる世紀」の光と影
22 絶対王政の統治構造――社団、儀礼、公共圏
23 近世のパリ――王権による首都統治体制の形成
24 近世フランスのキリスト教(17~18世紀)――カトリックとカルヴァン派の信仰生活
25 「近代家族」の誕生――夫婦と親子をつなぐ情愛の絆
26 啓蒙思想――「敢えて賢くあれ」
[コラム5]ジャン=ジャック・ルソー
27 ルーヴル美術館の誕生――アンシアン・レジームから革命へ
第Ⅲ部 近代
28 フランス革命の展開――中道派からみた革命
29 革命祭典――7月14日の国民祭典
30 フランス革命期における人権と外国人――普遍的理念とその限界
31 フランス革命と戦争――戦争の世界化と多義化
32 ナポレオンの統治――統領政府と第一帝政
[コラム6]名望家体制
33 復古王政と七月王政――フランス型自由主義の摸索
34 二月革命と第二共和政――「国民」の政治参加
35 ナポレオン3世と第二帝政――19世紀の転換期
36 首都パリの大改造――近代都市モデルの誕生
37 第三共和政の成立と展開――「三度目の正直」の波乱と苦闘
[コラム7]社会福祉政策の形成
38 植民地帝国の形成――産官学連携の国家事業
39 万国博覧会と大衆消費文化――19世紀の首都パリの形成
40 フランスのユダヤ人――「近代国民国家」フランスとの複雑な関係性
第Ⅳ部 現代
41 第一次世界大戦とフランス――崩されゆく国民的神話
42 両大戦間期のフランス――体制崩壊の危機を乗り越え、社会の分裂を招いた20年
43 第二次世界大戦と占領されたフランス――国民革命か共和的合法性か
44 ドゴールの時代――「二つのフランス」をつなぐ移行期
45 植民地の独立――帝国崩壊の要因と影響
46 五月事件からミッテラン政権へ――市場化改革の源流?
47 ライシテと学校教育――フランス流の市民の育て方
48 現代パリの都市空間――膨張と変貌
[コラム8]ル・コルビュジエ
49 フランスの移民――19世紀から今日まで
50 フランス、EU、グローバリゼーション――フランスはどこへ向かうのか
フランスの歴史を知るための参考文献
フランス史略年表

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Great Eagle

8
フランスの古代中世、近世、鎮台、現代と歴史を振り返る内容です。結構な分量で世界史の記憶もあやふやで時間を要して読みました。読後の感想は、やはりフランスは思想面や文化の面では今でも世界一流だということ。それはかかる歴史が背景に控えているからだろうと思います。現代のライシテの問題にしても、きちんと議論が行われているのは素晴らしいことだと思います。欧州の思想はやはり素晴らしいです。2020/07/05

α0350α

7
これは良い本ですね。何人もの専門家が色々な視点からフランスの歴史を解説していてとても勉強になりました。特にナポレオン以降の時代は普段読む本ではなかなか取り上げられないのでここで読めて良かったです。もちろん一番面白かったのはブルボン朝からフランス革命までです。2020/09/30

じょあん

3
タイトル通りフランス史を知るためにポイントとなるテーマをそれぞれの専門家が扱っている。1章1章はコンパクトにまとまっており、わかりやすい。政治史・文化史・社会史等々バランスよく取り上げられている。近世まででほぼ半分、近代・現代でもう半分くらいの分量。通史をおさえたあとで、もっと「教会について知りたい」とか「絶対王政について知りたい」とか「フランス革命について知りたい」といったように各時代の大事な要素について深めたい時にその入口となってくれる本。2022/01/31

rj

2
フランスの歴史について様々な角度から様々な専門家が記述したものの集合。ヨーロッパという地域の中でフランスという国がいかにして今の姿になったのか、特にドイツとの関係が色々と記載されていて面白かった。2023/04/08

dahatake

1
フランスの歴史書を初めて読んだ。地理的に隣という事もあるのかイギリスの歴史に似てる。 それにしても中世はどの国も貴族の権力争いが生々しい。人権という概念が出来た後でも。 なぜ今の国境線なのかが結果わからなかった。第二次大戦時に全土を一度は占領された国において… また内容は、それぞれのテーマで深掘りしているようで、意外とそうでもない。これは読者の事を考えてだと思う。2022/05/22

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