核のボタン―新たな核開発競争とトルーマンからトランプまでの大統領権力

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核のボタン―新たな核開発競争とトルーマンからトランプまでの大統領権力

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  • サイズ 46判/ページ数 304p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784022516947
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0031

出版社内容情報

米露中の「新冷戦」といわれる今、核戦争に陥る真の脅威は米国の核政策そのものにある。本書は米国の核の歴史を振り返り、核兵器がもたらす悲劇的結末を避けるために元米国防長官・ペリーらが米政府に政策変更を求めるものだ。同盟国・日本や市民社会にも危機を赤裸々に伝える。

内容説明

冷戦終結から30年、今なお、核による破滅リスクがのしかかっている。奈落の底を見たペリー元国防長官、警告の書。

目次

「あなたの番です、大統領」
第1部 誤った脅威(大統領の兵器;青天の霹靂;核戦争に陥る;核爆弾をハッキングする)
第2部 新たな核政策(先制不使用;いかに2兆ドルを費やさないか;新たな軍拡競争へようこそ;ミサイル防衛の幻想)
第3部 核兵器を乗り越える(なぜ核兵器を持ち続けるのか?;沈みゆく核)
解題 「核のボタン」解除は、「核軍縮のボタン」

著者等紹介

ペリー,ウィリアム・J.[ペリー,ウィリアムJ.] [Perry,William J.]
1927年生まれ。カーター政権で国防次官(研究・エンジニアリング担当)、クリントン政権で国防長官(1994~97年)を歴任し、現在の米国の核戦力となっている戦略核システムの開発を統括した。新たな相殺戦略を考案し、ステルス、スマート兵器、GPSなどの科学技術の時代を切り開いて、現代の戦争の様相を変えた。2007年、ジョージ・シュルツ、サム・ナン、ヘンリー・キッシンジャーとともに、ウォール・ストリート・ジャーナル紙で「核兵器のない世界」についての革新的な論考を発表。緊急かつ実質的な段階を踏んで、核の危機を低減するよう訴えた。2015年の回顧録『核戦争の瀬戸際で』では、核の危機を低減するための個人的な取り組みを振り返った。こうした危機について米国民を教育するためのウィリアム・J・ペリープロジェクトを創設した。スタンフォード大学名誉教授。5人の父であり、8人の祖父であり、4人の曽祖父でもある。核兵器の脅威を減らすという目標のため、世界を駆け回り続けている

コリーナ,トム・Z.[コリーナ,トムZ.] [Collina,Tom Z.]
1966年生まれ。プラウシェアズ基金の政策ディレクター。ワシントンで30年にわたり、核兵器やミサイル防衛、不拡散問題に民間の立場で携わってきた。軍備管理協会、科学国際安全保障研究所、憂慮する科学者同盟でも上席研究員を務める。米国の核実験停止や非効率なミサイル防衛計画の制限、核不拡散条約の延長、新START条約の上院批准確保に直接関わった。ニューヨーク・タイムズ紙やCNN、NPRなどのメディアに頻繁に寄稿、出演している。上院外交委員会で証言したり、連邦議員スタッフらに定期的にブリーフィングしたりもしている。コーネル大学で国際関係論の学位を取得。メリーランド州タコマパークで、妻と3人の子どもと暮らす。『核のボタン―新たな核開発競争とトルーマンからトランプまでの大統領権力』が初の著書となる

田井中雅人[タイナカマサト]
朝日新聞記者。1968年、京都市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、朝日新聞社入社。福山・横浜・横須賀支局、ヘラルド朝日編集部、外報部、カイロ特派員、国際報道部デスク、米ハーバード大学客員研究員(フルブライト・ジャーナリスト)、核と人類取材センターなど

吉田文彦[ヨシダフミヒコ]
長崎大学核兵器廃絶研究センター長(教授)。1955年、京都市生まれ。東京大学文学部卒業、朝日新聞社入社。2000年から論説委員、論説副主幹。その後、国際基督教大学(ICU)客員教授、米国のカーネギー国際平和財団客員研究員など。大阪大学にて博士号(国際公共政策)取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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starbro

185
図書館の新刊コーナーで見つけて読みました。ペリー元国防長官が執筆者の一人なのでかなりリアルです。①核ミサイルの誤警報が頻繁に起こる可能性があること、②核ミサイルのシステムがサイバー攻撃を受けるリスクがあること、③世界一のならず者国家最凶最悪のサイコパスの大統領が核のボタンを握っていること、これらを考えると不安で夜も眠られません(笑)9か国の核保有国も含めて、国連で核兵器禁止条約批准&実現されることを願っています。我が国の次の首相は、憲法改正ではなく、核兵器禁止条約を率先・批准して、歴史に名を残すべきです。2020/08/29

榊原 香織

65
警報下発射、これが最大問題。 攻撃を受けた、というのが間違った情報でも核のボタンを押してしまう可能性がある。”渚にて”の世界ですね。 そのボタンが、大統領、という個人にゆだねられている、という怖さ。 ”トランプを除けば、核時代の米国大統領で一番心配されたのがリチャード・ニクソン”て、w。トランプとりあえず押さなかったな。 2020年刊 トランプ大統領の時の2022/05/17

おやまだ

9
著者の危惧をまとめてみると、核攻撃の警報システムの不具合による報復が、大統領一人の特権により行われえるという脆弱性、先制攻撃の放棄どころか、核開発競争が再開されようとしていること、ICBM(長距離核ミサイル)と戦略ミサイル防衛は効果がないこと―だろう。核兵器の抑止力により、戦争はなくなったという識者さえいるが、1945年以降75年間、綱渡りのような運営管理と不断の努力によってなんとか核戦争を回避できていたことを肝に銘ずべき。2020/09/21

おーがにっく

4
ロシアによるウクライナ侵攻がきっかけで本書を読んでみた。冷戦期に何度かあった核放棄が実現していれば今回の戦争も無かったかもしれないと思うと悲しい。核抑止に対して一市民が口出せることなどほぼないけれど、大統領の専権事項、誤警報、先制不使用、ミサイル防衛の限界などなど理解しておいて損はない。2022/04/05

にしがき

4
👍👍👍 著者の一人は米国の元国防長官。著者達は「核抑止力」は認めつつ、核兵器を持つこと及び、米国の運用方法がリスクもコストも高すぎると主張している。核兵器 (+ ICBM) が不要であること、政策をどう転換すべきか現実主義的な説明に説得力がある。 核の先制不使用を支持するオバマ大統領に対して、日本が(個人的に安倍首相が)反対を伝えたことは、著者達の理論で言えば、意味が無いだけでなく、核戦争のリスクを増すだけ。2020/10/24

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