データエンジニア データ活用力を高める組織のキーパーソン

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データエンジニア データ活用力を高める組織のキーパーソン

  • ISBN:9784320125841

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内容説明

本書は、デジタル時代におけるデータ活用の課題に正面から取り組み、その解決策として「データエンジニア」の役割を再定義し、実践的な指針を示すものである。

近年、情報のデジタル化とAIの進展により、データ活用は企業の競争力を左右する重要な要素となっている。「分析の専門家はいるのに期待した効果が出ない」「部門間の連携がうまくいかない」「データ活用の具体的な進め方がわからない」――。こうした課題を抱える組織に、著者らは多様なデータ分析業務の経験から、その解決のカギが「データエンジニア」にあると提言。

第1部(1・2章)では、組織づくりの視点からデータ活用の本質に迫る。第1章では、データ活用とコミュニケーションの基本概念を整理したうえで、「経営部門」「オペレーション部門」「情報システム部門」の三部門からなる「三機能モデル」を提示し、機能の分化が進む組織において「データエンジニアリング」が必要となる背景を説明。第2章では、この三機能モデルを踏まえ「データエンジニアリング組織」の具体的な役割と行動指針を提示し、企業のデータ活用における課題解決への貢献について詳しく解説している。

第2部(3~6章)は実務編として、データエンジニアの日々のコミュニケーションに焦点を当てている。各部門との信頼関係の築き方、効果的なコミュニケーション手法、日々の業務の進め方まで、事例とともに解説。とくに、データエンジニアが組織の要として各部門間の橋渡し役を担い、部門間の利害を調整しながら組織全体のデータ活用を推進していく過程を詳説している。

DX時代の到来により、データエンジニアの需要は今後データサイエンティストを上回ると著者らは予測。本書は、データドリブンな組織づくりを目指すすべての人に実践的な道筋を示す一冊である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Go Extreme

1
本質と役割: データ定義 データ生成 データの質 情報との違い データ駆動型文化 データ利活用 意思決定支援 データ利活用の課題と戦略: 未活用データ データ不足 分析目的 データ信頼性 持続可能性 戦略設計 問題解決力 意思決定とプロセス: 情報収集 設計 選択 Simon理論 経営判断 データ分析 部門間のコミュニケーション: 経営部門 オペレーション部門 情報システム部門 コミュニケーションコスト 情報共有 フィードバック 組織と文化: 調整役 教育研修 ステークホルダー 組織効率2025/03/24

smatsu

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発展途上の仕事であるデータエンジニアについてそのあるべき姿を論ずる本。2部構成になっており、1部は組織構成の視点からデータ利活用における役割分担を考察。既存組織を経営部門、オペレーション部門、情報システム部門の三種類にわけそれとは独立で動くデータエンジニアリング部門を考える。第二部は個人の視点からデータエンジニアが各部門とどのような関係を持ち、どのようなコミュニケーションを行うべきかに焦点を当て、理想的な行動指針を記述し、データエンジニアの業務と責任をまとめる。正直いうと、思ったほど面白くはなかった…2025/03/10

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