内容説明
知られざる、マリー・アントワネットのもう1人の娘の物語…! 18世紀末、フランス。乳飲み子を抱いた王妃マリー・アントワネットに女占い師はこう告げる。「その御子をお育てになってはなりません」と。そしてこうも言う。「王家は破滅する。陛下の御子で生き残るのはお一人だけ」と……! 最後の王妃マリー・アントワネットの娘ソフィーは、出自を隠してベアトリスと名乗り、リズドー座の正式な団員となった。だが、歌はすばらしいのに芝居がまったくできず、舞台に立つチャンスは遠のく。そんな中、今だ動乱の続くフランスにおいてナポレオンが台頭した影響で、リズドー座は芝居が打てなくなってしまう。歌う場所を奪われる危機にソフィーはどう立ち向かうのか――? フランス革命後のパリの空の下、美しい歌声を響かせる少女の正体、それは――。歴史から消された王女の、フランス革命異聞! ※2024年7月に発売された集英社eコバルト文庫『【電子オリジナル】亡き王女のオペラシオン 2』を底本に加筆、再編集したものです。また『【電子オリジナル】亡き王女のオペラシオン 3』がオレンジ文庫版と同時発売予定です。ご購入の際はご注意ください。
目次
一幕 「革命は終わった」
間奏曲
二幕 王冠のゆくえ
三幕 聖なる夜に
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
21
出自を隠してベアトリスと名乗り、リズドー座の正式な劇団員となったソフィー。思う存分に歌えると思っていた彼女に課題や困難が立ちはだかる第2弾。入団早々直面する歌は素晴らしいのに芝居が全く出来ない課題。それをマルトに朗読教室を紹介され、何とか克服しつつある矢先に、ナポレオンが台頭した影響でリズドー座が芝居を上演できなくなってしまい、自身も王党派の動きやナポレオン暗殺未遂事件に巻き込まれるなかなか難しい展開でしたけど、思わぬ再会もある一方で、支えてくれる人の存在を感じる中で覚悟を決めていく彼女の今後に期待です。2025/06/20
かめりあうさぎ
10
シリーズの2巻。新たな登場人物も出てきたり、さらにファンタジーの要素も追加されたりですが、ゴチャつくことなく話はスムーズに進んでいきます。最終巻となる3巻も購入済みなので早速読みたいと思います。2025/07/16
なみ
9
劇団員となったベアトリスは、歌だけでなく演技も磨き、舞台女優として人気になっていく。 社会情勢も目まぐるしく変化し、ついにあの男との再会が果たされるかと思いきや──。 1巻よりも登場人物が増え、それぞれの魅力もわかってきました。 がんばり屋さんなフィグがとても推せるし、作中で一番(?)の変人、ベールも好きにならざるを得ない……。 物語がどうなるかはもちろん、それぞれの登場人物の未来がどうなっていくのかも楽しみです。 とにかく3巻が楽しみすぎる!2025/07/01
栗山いなり
6
女優となった元王女の奮闘と彼女の身に起こる動乱を描いたフランスを舞台とした時代劇小説シリーズ第2巻。中盤辺りまでは1巻の流れを引き継いだ展開だったけどそこからラストまでの展開は大河ドラマと言いたいような流れでただただ圧倒されてた2025/07/20
万論
2
いよいよ動き出す。どれほど凄いのかがちょっと薄い。面白い話だけどゾワッとはならないのが残念。ここからが正念場。3巻へ。2025/07/21
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