集英社オレンジ文庫<br> 亡き王女のオペラシオン 1

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集英社オレンジ文庫
亡き王女のオペラシオン 1

  • ISBN:9784086806244

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内容説明

18世紀末、フランス。乳飲み子を抱いた王妃マリー・アントワネットに女占い師はこう告げる。「その御子をお育てになってはなりません」と。そしてこうも言う。「王家は破滅する。陛下の御子で生き残るのはお一人だけ」と…! 出自を隠し、タンプル塔の「暖炉係」として育ったソフィーは、塔に住む「高貴なご家族」に可愛いがられていた。大好きな5人のため、ソフィーは歌った。皆ソフィーの歌にうっとりして聴き入り、奥さまなどは「とても上手よ、可愛いボーシャン」と言って微笑んでくれる。しかしある時から、ご家族が一人ずつ消えていき…!? 残酷な運命から、ソフィーはいかにして市井に逃れ、生き延びたか? フランス革命に翻弄された少女の、知られざる一代記が始まる――! ※2023年12月に発売された集英社eコバルト文庫『【電子オリジナル】亡き王女のオペラシオン』を底本にしています。重複購入にご注意ください

目次

前奏曲
序幕
一幕 美しからざるこの世界
二幕 ふたりのイストワール
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

28
18世紀末フランス。女占い師の予言で出自を隠しタンプル塔の暖炉係として育ったマリー・アントワネットの娘ソフィー。フランス革命に翻弄された少女の知られざる一代記。シャルルたちと過ごした幼少期と、危険が迫ってからの名前だけしか知らない女占い師を探せと逃されてからの過酷な日々。危なっかしい彼女を救ってくれたピトゥとのかけがえのない生活から、歌劇の女優マルトに窮地を救われ、秘密を抱えるジョアキーノに鍛えられながら、歌うことに希望を見出していく姿には応援したくなりますね。三部作とのことでこれからの展開が楽しみです。2025/05/18

なみ

11
18世紀末のフランス。ある占い師の言葉によって存在を隠された、ひとりの少女の話。 過酷な運命との闘いを経て、周囲の人たちにも支えられながら、なんとか歌手の道への1歩を踏み出す第1巻でした。 マルトのベアトリスに対する愛情には何度も泣きそうになりましたし、だからこそラストの展開には胸が熱くなりました。 序盤で出てきたとある人物や、ピトゥがどうなったのかなど、色々と気になることがたくさんあるので、2巻以降も早く読みたいです!2025/05/25

かめりあうさぎ

9
初読み作者様。プレゼント企画目当てで買いましたがとっても面白かったです。歴史ものであり少しファンタジーも入っています。5月から3ヶ月連続刊行されるらしく、もう2巻は店頭にありましたのですぐにでも購入したいと思います。2025/07/02

栗山いなり

6
出自を隠して生きてきたソフィーの一代記。いやー良いもの読ませてもらったってのが正直な感想。18世紀のフランスを舞台にした時代小説にして一人の少女の奮闘と成長を描いたある種の『スポ根』小説だった。あと2冊出るみたいだけどここからどうなるか実に気になる2025/06/21

万論

2
まだ序奏。これからが楽しみな話になりそう。フランス革命なんてベルバラ以来。そんな話を引きずって読んで良いのか不明。2025/07/21

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