- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
昭和9年、季節が移り変わりはじめた東京。
初風が吹く中で本の蟲干しをしたり、秋冬の布団を仕立て直したり、
次の季節に備えて甲斐甲斐しく働くハナ。
ある日、以前に道端で出会った少年から
お八つ会に招かれたハナは、少年の家にお邪魔することになったのだが…。
新たな交流が育まれる第6巻です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
レモングラス
96
昭和初期、14歳の女中さんのハナちゃんの暮らしぶりが、次の巻が出るのが待ち遠しいくらいに可愛くて、毎回書いてしまうのだけれど心洗われます。今回はおやつ会にお呼ばれしたり、この友だち関係がまた素敵で、これからどうなっていくのかもまた楽しみです。雑誌の企画で、一日で拾円をどう使うかを考えたりも昭和初期という時代がよくわかります。読むたび思うことですが、ハナちゃんを見習って丁寧に生きていきたいです。2025/08/15
水渕成分@小説家になろうカクヨム
27
このままずっと穏やかな日常が続いてほしいのだけれど……2025/07/21
ミキ
26
英国式パンケーキってクレープみたいなものかな?2025/06/20
Alm1111
18
この本を読むと昭和初期の暮らしがいかに丁寧で、モノときちんと向かい合っていていたかと考えさせられる。季節の移り変わりに合わせて行う道具や衣類、寝具のしつらえ。素材の仕込みや丁寧にとる出汁。服を縫うこと、掃除をすること、一つ一つが手仕事だ。そこには本当の意味ので豊かさがあるのではとまぶしくさえ思う。顧みて現代。便利な道具に部屋にあふれんばかりのモノや服に囲まれ、それらの管理も掃除もろくに出来ず、消費生活に追われる日々。今、自分はすごく本質の暮らしから外れているのでは…と心がざわざわしてくるのだ。2025/07/28
マカ
18
相変わらずハナちゃんは有能だな。時代だと言われればそれまでだけど、布団の仕立て直しとか季節に備える作業が果てしない。自分ならできる気がしない。近所の井戸端会議にも違和感なく参加するようになったし、周囲にだいぶ馴染んできたよね。吉田家にお邪魔する話、良かったな。吉田姉弟とはより仲良くなりそう。このまま穏やかな日常が続いてくれるといいのに、どうしても先のことを考えてしまう・・・悲しい話は読みたくないので、そうなる前に完結してくれるといいなと思ってしまう。2025/07/21




