告白怪談 そこにいる。

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告白怪談 そこにいる。

  • 著者名:川奈まり子【著】
  • 価格 ¥1,793(本体¥1,630)
  • 河出書房新社(2025/06発売)
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  • ISBN:9784309039671

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内容説明

各地から引き寄せられるように集まってきた怪異の体験談を、その時代と場所を確認し、紡ぎ上げた書き下ろし。現れてきた〈もの〉たちの異界へ誘う、「和裁寮」「彼女の箱」など全三十二話。

きょうも全国各地から、そして時を超えて、さまざまな「怪談」が、語り部・川奈まり子の元に吸い寄せられるように集まってくる。秘かに告白された「怪」の体験談が、磨き上げられ、ここにまとめられた。いやな場所、生き霊はどちらか、古城のある一画、帰ってき帰ってゆく子ども、不吉な学校の、その病院ではやはり……などなど、必恐の全三十二話。

 *目次──
あそこは「ぬかるみ」/消えた乗客/八幡の藪知らず/おのころさんの漁師/ここにいる/ひいおじいちゃんのお菓子/女友だち/父の墓/家系調査報告/彼女の箱/茅葺き屋根の屋敷/おそごうてかなわん/山の力/まほうさん/鬼門の子ども部屋/特等席/ぞろ目のカウントダウン/父の霊/宇土城の城破りにて/黄昏の子ども/空き家の怪/線香の香り/和裁寮/老夫婦/風門のこと/土佐の熊憑き/猫に脚を盗り返された話/人が消えた話/黒い影法師/真っ赤なスリッパ/戦争の夢/おさげ髪

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

真夏日和

3
物語形式の実話怪談は読みやすくて没入しやすい。 いちばん心に残ったのは『おそごうてかなわん』で井戸を粗末にしたら駄目なはなしと七人ミサキの変異版の融合みたいなはなし。七人ミサキはそんなに怖いと思ったことないけど、実際に経験しかけたひとのはなしだとするとめちゃくちゃ興味深い。井戸は本当に不思議。井戸にはカミサマがいるんだろうか。水と土、土地、それらにカミサマが宿るとしたらどこの場所でもどんなところでも本当は危ういのでは?と思えてくる。古い土地しかこの世界にはないのだから。2025/07/12

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