創元推理文庫 ロンドン、ドッグパーク探偵団

著者名：ブレイク・マーラ【著】/高橋恭美子【訳】

東京創元社（2025/07発売）

• ISBN：9784488208073

内容説明

ルイーズは愛犬のミニチュア・ダックスフンドのクラウスを連れて友人といつもの公園を散歩中、よりによって人間の死体を見つけてしまう。すぐに警察に通報して事態は彼女の手を離れた……はずだった。ところが死んでいた男性は、かつての犬の散歩仲間で、彼の犬が亡くなってからは疎遠になってしまっていた人物と判明。良心のとがめも手伝って、ルイーズはドッグランの仲間と一緒に彼の死の真相を探りはじめるが……。犬飼いあるある満載。イースト・ロンドンを舞台に、愛すべき犬たちとその飼い主が大活躍のコージーミステリ・シリーズ開幕。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん]

ロンドンの愛犬家コミニュケーションの仲間が遺体で発見。自分たちで犯人を見つける！のお話し。会社経営者や小児科医、弁護士などが多く、いつもワインをグイグイ飲みながらのミーティング。セックス・アンド・ザシティを思い出した。犬たちも活躍、と思ったが、ずっと足元でうごめきあい、お菓子を貰ったり、食べこぼしをねらったり、ティッシュを食べたり、カモメを追いかけたりの連続だった。犬が好きな人は可愛くて死んでしまうほど楽しいにちがいない。

2025/09/18

[mayumi]

愛犬と散歩中にルイーズは死体を発見する。被害者がかつての犬の散歩友達とわかり、ドッグランの仲間と犯人探しを始める…というストーリー。犬好きなので楽しみにしていた本作。しかし、登場人物&飼い犬多すぎてで、何度も登場人物紹介ページを見返すハメに。しかも、登場人物が多すぎて、描ききれてない感じ。ただ、犬飼いあるあるの場面もあり、それは楽しめた。でもこれ続編が翻訳されるか微妙だな…。

2025/08/11

[BECHA☆]

ロンドンの犬飼コミュニティーのメンバー、ルイーズの愛犬クラウスが散歩中に男性の死体を発見する。亡くなったのが以前の散歩仲間と知ったルイーズたちは真相究明に乗り出すが。章の始まりが今風にチャットで始まり、xxママ、xxパパと表記されるのもあるあるで、飼い主の仕事先や所属が二の次で、性格把握が的確になされているのも可笑しく、バラエティに富んでいるからこその連携プレーに唸り、犬種はさっぱりだけど楽しめました。

2025/08/15

[そら]

愛犬と散歩中に犬の散歩仲間の死体を発見したルイーズは、ドッグランの友人たちと真相を探りはじめる。とにかく、登場人物や飼い犬の名前が多い。話は平凡で普通。可もなく不可もなくかな。

2025/08/09

[macky]

⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ ミステリーとしては話が弱いかな。ただ、愛犬家という視点でいえば、「犬・飼い主あるある」の要素が読んでいて楽しい。原書では次作もあるとのこと。また翻訳が出てくれればうれしい。

2025/09/11