内容説明
海辺のあやしい洞窟でホームレスとシェアハウスしたり、酔っ払って防波堤に寝転んで夜空のUFOを見物したり、河原でキャンプしていたら鮎を30匹も食べるハメになったり……どうもおかしなことばかり起きるベストセラー作家・森沢明夫の若かりし頃。さすらいのバイク旅や悪友たちとのアウトドア遊びなど、バカ笑いと哀愁に満ちた珍事件と怪事件の数々は、読み出すと笑いが止まらない。『あおぞらビール』に続く青春乾杯エッセイの第二弾、新装版で登場!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シャコタンブルー
50
釣り、バイク、キャンプ、酒、放浪・・作者の20代の冒険や与太話が笑えて楽しめた。私も同じ趣味があり、似たような青春を過ごしたので何だか懐かしくもあった。あの頃は酒があればそれだけで幸せだった。「ぼくらのシェアハウス」自分だけの秘密基地が他人に知られてしまう悲しさと切なさが伝わってきた。「はやく人間になりたい」清流で育った鮎の美味しさは格別だが、そんなにはとても食べれない(笑) UFOや幽霊体験もあり喜怒哀楽満載の最高に面白いエッセイだった。2025/07/27
ぼっちゃん
46
青春アウトドアーエッセイの第2弾。今回はキャンプ、釣りの話が多かったが、幼稚園の時にUFOに連れていかれるのではと怯えたUFOアイス事件と大学生の時に見たUFOにダメ出しをする「哀愁のUFO」、1人キャンプを見た川漁師さんの親切心で鮎を30匹も食べることになった「はやく人間になりたい」など面白かった。2025/07/28
nami1022
7
あおぞらビールに続き。ツーリング、キャンプ、釣り、お酒、自分はどれもやらないから、あるある!という共感はないけど、楽しそうなのがめちゃくちゃ伝わってきます。日本全国、一人でも旅をしに行くこのバイタリティはどこから出てくるのだろう。個人的に好きだったのが超堅物のA君と森沢先生との対比。目的や楽しみ方が真反対で、同じバイク乗りでもこんなに違うものなんだな、と。2025/07/12
ユッピー
0
あおぞらビールの続編。今回も珍事件&珍道中ありで、おじさんに鮎を食べさせられた話と、釣りと、変わった!?ラーメン屋さんの話が特に面白かったです。2025/07/05