内容説明
江戸で一流の蘭方医を父親に持ち、器量もいい千夏。しかし、自身も蘭学に心酔して、縁談が遠い。そんな彼女がある太物商の悪事の噂を耳にした。旧知の同心に相談するも相手にされないまま、当の商人が何者かに毒殺されてしまう。亡骸を検分するという父に千夏もついていくと――。跳ね返り娘が度胸と科学の知識で超難事件に挑む時代ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ひさか
20
2025年6月幻冬舎時代小説文庫刊。書き下ろし。シリーズ2作目。ありふれた調査の繰り返しが辛い。もう少し華のある展開にならないものかと。。2025/07/21
fuku3
18
2025.9.1読了。シリーズ第2弾。江戸で高名な蘭学医、畠中順道の娘、千夏が蘭学の知識を活かし難事件を解明する。太物問屋、和泉屋伝兵衛の不審死、順道と千夏は同心の井沢の依頼で検死当たる。死因は附子(トリカブト)による毒殺であった。千夏は幼馴染の梨里と共に探索に動く。店主の伝兵衛が決まった時間に薬を飲む、誰が附子を入れたか⁉︎千夏は店の内情を聞き込み、時間のトリックに気が付く。この時代の時間の感覚の大雑把な事!そこに目を付けた下手人は店の櫓時計に細工を!簡単な仕掛けだがこの時代には大変なトリックだった!2025/09/01
ごへいもち
13
イマイチかなぁ2025/07/21
練りようかん
12
シリーズ2作目。患者経由で調べる小火、そして未必の故意という言葉が浮かぶ死があり、小山から大山へ登っていく心拍数の上がり様が物語へ引き込んだ。次の殺人で焦点の角度が変わる感覚がはっきり、主人公は時が鍵と言うけれど習慣も鍵に思え、絶対身内だと固まっていくのが良い。時計屋で専門的な話を聞くのだが、分や秒に対する当時の概念が興味深い。時間に正確な日本人と比較した外国では逆に思えるのだが、臨機応変はこうやって培われてきたんだなとわかるのが楽しい、事件の肝が真面目さにあったというのも重なってとても納得だった。2025/11/28
きょん
10
蘭学小町・千夏の事件簿②。季節によって一刻の長さが変わる江戸時代、和時計がどうやって時間をあわせていたかが面白かった。確かに時間がアバウトだとアリバイ崩しって価値がないですもんね。2025/07/03
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