内容説明
「水泳部の町野さんは部活が始まる前に、僕しかいないドミノ部に顔を出す。町野さんはコント仕立ての会話でボケ倒すので、僕はツッコまずにはいられない。ボケては返すの言葉尻。恋も他愛もない会話。そんな青春をすごした僕たちも、二年生になり変わっていく――」
「唐突にラノベの二巻っぽいあらすじを語ってどうしたの、町野さん」
「誰も死なない! やなやついない! 安定安心の日常ラブコメが帰ってきた! 今回ついに、町野さんの飼い猫の名前が判明――!?」
「それ一番のヒキなの!?」
「読み終わってあなたは言う。『こういうのでいいんだよ』と――」
「売る側が言っちゃだめなやつ!」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
27
2年に進級しても、相変わらず二反田がいるドミノ部室に顔を出す町野さん。部室に現れるメンバーも増える中、少しずつ2人の距離感も変わっていく第2弾。仲良くなったからこそ気になる進級時のクラス替えを巡るドキドキや、相変わらず部活に行く前にドミノ部に顔を出す町野さんが後輩属性を演じたり、モーニングルーティンを明かしたり、エプロン姿になってみたり、相変わらずに見えて少しずつ変わっていく二反田との距離感。八木と雪出や安楽寝さんと坂本との関係も絡めながらテスト勉強だけでなく熱海旅行も満喫する彼らの様子が楽しかったです。2025/06/12
真白優樹
11
二年生となるもドミノ部には新入部員が来ず、結果いつも通りな日常が続く今巻。―――変わらぬ日々の中、思いは変わるか変わらぬか。 相も変わらずいつもの面子による賑やかな日々が続く中、並人と硯の関係にも少しずつフォーカスが当たっていく巻であり、確かに思いはほんのり抱えるも、それでもこれでいいと望む二人の、優しさもある温かさがある巻である。果たして二年生の夏の先、どんな展開が待つのか。段々高校生活も終わりが見えてくるかもしれぬ中、この二人の何気ない関係は果たして何処へ行くのか。 次巻も勿論楽しみである。2025/06/16
れっちん
8
この作品のヒロイン『町野硯』――この子を好きにならない高校生っているの?ってくらい、魅力が詰まりまくってる。 そんな『町野硯』と、ぼっちのドミノ部部長『二反田並人』の会話のテンポが今回も抜群。 これぞラブ&コメディ。ラブコメってこういう作品だよ!って言いたくなる快作。 この作品はここで終わっちゃダメ。 【~にちょぴん先生の次回作にご期待ください~】なんて、絶対言わせねぇ!2025/06/23
りこ
8
二年に進級しても町野さんほかいつメンは同じクラス。相変わらずドミノ部は二反田ひとりで、やっぱり町野さんが毎日ニ十分くらい遊びに来る。部室以外でもみんなでバーベキューに行ったり町野さんのお宅にお邪魔したり町野さんの誕生日に二人きりで映画を観に行ったり仲を深めまくる二反田。どんなに告白めいたことを口にしても二人は決して付き合わない。会話を積み重ねることで他の人からは何の引っかかりもない言葉に意味が生まれたり、おたがいを理解しているからこそ同意の上で保留を選んだり。そんな彼らの関係はいとおしく新鮮に感じられた。2025/06/08
はじめまこと
6
相変わらずすごい作品だ 素晴らしい この作品の素晴らしいところは、シチュエーションとしての謎部活が物語展開においては用済みになっているにも関わらず、このふたりの関係性を描く上では依然としてドミノ部で話している2人が最も輝いている点なわけです 6人組の時はしっかり「青春」をしているにも関わらず、本編は1vs1ラブコメで、しかも1vs1シチュエーションラブコメであるにも関わらずシチュエーションは必要ではなく、しかし間違いなくシチュエーションにより作品が際立つ こんなラブコメ他にないですよ ↓2025/08/07
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