内容説明
小学館FTノベル賞大賞受賞作!!
「おい、なんで侯爵令嬢をいじめているんだ?」母が亡くなり継母と義姉、その友人から虐められていたナタリー・レノックスは、ある社交会で “空気が読めない”と評判の王子ミハイル・リラドヴィアに助けられる。その日から彼と一緒に過ごす時間が増えていき、同じ学園に入学することがわかったある日ーー「僕の婚約者になってよ」「お、お断りします!」空気の読めない発言に、今度はナタリーが振り回されてしまう!? しかも、どうやら私には前世の記憶があるようで……? これは、ナタリー、ミハイル、その友人たちを取り巻く、恋と友情と世界の謎をかけた物語。
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わたー
15
★★★★☆面白かった。義母と義姉と、そしてあろうことか実父にまでいじめぬかれ、侯爵令嬢でありながら奴隷以下の扱いをされてきた主人公。同年代が集まるパーティーで晒し者にされ、心が折れかけていたその時に、空気を読まない第二王子によって救い出されることから始まる異世界転生ラブコメ。義母と義姉があっさり退場してしまったのには驚いたが、それ以外はオーソドックスな女性向け作品だなと。ヒーローに見出されたことで主人公を取り巻く環境が劇的に改善し、健康的な美少女へと成長。2025/07/19
史
2
ほんのりファンタジーなロマンス。転生話だけども息苦しさがある始まりと、その克服は独自性あるものだと思われる。王族と侯爵でそこに壁がない分焦らされるものはなく。そこが少し薄味かなと。年齢も年齢ですし。王道ではありますがね。まあ、まあを2025/07/08
肥前ロンズ
1
継母と義姉にいじめられ、父親からも冷遇されたナタリー。彼女を助けたのは、「空気読めない」ミハイル王子。 けれどその日を境に、ナタリーの人生は大きく変わっていきます。そしてミハイルもまた、様々な確執を避けるために「空気読めない」フリをしていました。 それぞれに事情を抱えたまま、それらが一つ一つわかっていくのがよかったです。推しはファルコ! 終盤を読むと応援したくなります!!!2025/07/20