内容説明
“私”の中で、事件は終わったと思っていた。
だが、そうではなかった――。
ベストセラー『下山事件 最後の証言』から20年。
殺害現場を特定し、首謀者に迫る――。
いまだからこそ書ける、著者渾身のノンフィクション!
1949年、失踪した初代国鉄総裁下山定則が、線路上で死体となって発見された。この“昭和史最大のミステリー”に挑んだ大著『下山事件 最後の証言』(2005年祥伝社刊)は、日本推理作家協会賞を受賞するなど世に衝撃を与えた。
あれから20年――。新たに発見された資料・証言・写真をもとに、戦後史最凶の共謀殺のさらなる深層に迫る。
下山総裁は誰に、どこで、どのように殺されたのか? 現場付近で目撃された“替え玉”の正体とは? そして、首謀者 “X”の思惑とは――
GHQの特務機関員だった祖父を持つ著者畢生の探究、ここに結実!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
majimakira
16
非常に興味深く読んだ。本書読了をもって、3ヶ月前、運命的な7月に事件への関心を引かれて以来の、著者の作品2冊を通じた小さな研究と学びを終える。久々にノンフィクションのリアルな衝撃を味わうと共に、(著者が一つの解釈を着地させたものの)未だ真実が解き明かされていないこの恐ろしい事件と戦後間もない当時のこの国の闇を思い戦慄を覚える。2025/10/20
yuuguren
14
前半部分は著者の祖父やそれ以外の親族のこと、またキーとなる亜細亜産業のメンバー他の紹介などがあり、どれも下山事件の周辺ではあるのだがやや冗長に感じた。しかし第四章「事件発生」以降は緊迫した展開で引き付けられる。最後には事件の真相を解明しているのだが、著者が積み上げてきたインタビューや調査の結果が膨大であることから、かなり真実に近いのだろうと納得した2025/07/17
hitotak
13
著者が『下山事件最後の証言』を刊行後に新たに寄せられた証言や更なる調査をもとに描かれた決定版。真犯人と最も近く、著者の祖父も勤務していた亜細亜産業については更に詳細に書かれている。下山総裁の殺害に至る決定的な動機も推察しているが、こんな大がかりな事件を起こすにしては理由が弱いようにも感じる。人の命が軽い時代とはいっても、もっと違うやり方で下山総裁に要求を呑ませることもできたのではないだろうか。2024年に放映された「Nスペ」のGHQ主犯説への反論、読売新聞木田記者の著作などにも触れつつ書かれている。2025/12/20
nishioda
7
「著者畢竟の探究、ここに結実」という帯どおり、「最後の証言」の続編であり集大成とも言える作品!まさに柴田さんにしか書けない作品だった。「最後の証言」を読んだ時に私の理解不足でハテナがついた部分も、今回で意外とすんなり納得できた。 ただ、一人称が“私“なのは、どうしてでしょう?。もしかして、私とは柴田さんであり読み手の私という意味も込めてる?ようわからんが、そこは読みにくいです。2025/07/02
suntalk
6
前書『下山事件最後の証言』発刊以降に得られた新たな情報を基に国鉄初代総裁下山定則殺害事件の真相解明としてまとめたもの。『最後の証言』『暗殺者たちの夏』と読み続けて来てようやく下山事件の全体像が掴めたような気がする。戦後という時代背景の中で起こった事件からGHQと政財界を取り巻く権力構造の闇が見えてくる。安倍元首相暗殺事件の真相が隠されているように思えるのも同じような権力構造の闇があるからだろう。世情不安の折この先どんな世になろうとも好きな時に好きな本を読む自由を奪われるような世界にだけはなって欲しくない。2026/01/19
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