内容説明
あるべき「教育基本権」とは何か。学校教育や家庭教育において享有している基本的人権や自由“教育人権”。未だ市民権を獲得していないが故の「教育基本権」を追究。
目次
第1章 生徒・親の「思想・良心の自由」と日の丸・君が代の義務化
第2章 アメリカにおける生徒・親の「思想・良心の自由」と国旗への忠誠宣誓
第3章 ドイツの国旗・国歌法制と民主的法治国家の原理
第4章 教育をうける権利“学習権”の法的構造
第5章 日本国憲法と「教育の自由」
第6章 国家の教育権と国民の教育権―教育権論争とは何だったのか
第7章 教員の「教育上の自由」は基本的人権か
第8章 ドイツにおける教員の「教育上の自由」の法的構造
第9章 生徒・親の知る権利と教育情報の公開・開示
第10章 親の教育権と学校教育
第11章 ドイツにおける親の教育権の法的構造
第12章 ドイツにおける親の学校教育・教育行政への参加法制
第13章 「私学の自由」の法的構造
第14章 教育基本法の改正と私学
第15章 ドイツにおける「私学の自由」の法的構造
補章 高校無償化の憲法・学校法学的評価
著者等紹介
結城忠[ユウキマコト]
1944(昭和19)年、広島市に生まれる。広島大学政経学部卒。国立教育研究所室長、ドイツ国際教育研究所客員研究員、国立教育政策研究所総括研究官、上越教育大学教職大学院教授、白〓大学教授を経て、現在、国立教育政策研究所名誉所員。教育学博士。第14期日本教育行政学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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