子どもの日本語教育を問い直す――外国につながる子どもたちの学びを支えるために

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子どもの日本語教育を問い直す――外国につながる子どもたちの学びを支えるために

  • 著者名:佐藤郡衛【著】/菅原雅枝【著】/小林聡子【著】
  • 価格 ¥2,024(本体¥1,840)
  • 明石書店(2025/06発売)
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  • ISBN:9784750357706

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内容説明

日本語を学習する外国につながる子どもたちは、「日本語」をとおして何を学ぶのか? 子どもたちにとって「日本語」「日本語指導」はどのような意味をもつのか? 本書では、30年以上にわたる教育現場での実践や自治体での取り組みを多角的に捉え直すと同時に、そこにある「ことば観」の問い直しを通して、外国につながる子どもの多様な成長・発達を支え、生活と未来を切り拓くための日本語教育について提言する。

目次

序章 子どもの日本語教育を捉え直す
1部 子どもの日本語学習
1章 学校における日本語教育の問い直し
1 学校の日本語教育はどのように取り組まれてきたか
2 これまでの日本語教育の問い直し
3 子どもの日本語教育を進めるには
2章 ことば観の問い直し
1 「言語」とは
2 「日本語」をめぐるみえにくい特権性
3 ことばの欠陥的見方と二元論を振り返る
3章 「日本語」を学ぶことを改めて考えてみる
1 知能テストと「日本語」というボタンのかけ違い
2 「日本語を学習する」とは何を意味するのか
3 「日本語」と子どもたちの社会関係――「何となく一緒にいない」に至るまで
2部 学校の日本語教育
4章 日本の学校で生きていくこと――子どもの思い
1 日本語で話すということ・日本語が話せないということ
2 日本語を学ぶということ
3 日本語で学ぶということ――教科学習を支える
4 子どもたちにとっての日本語とは
5章 学校における日本語教育はどのように進められているか
1 学校の日本語指導
2 授業時間内に行なわれる日本語指導の現状
3 子どもの日本語教育の充実に向けて
4 地域で子どもを支える仕組み
6章 母語をどのように位置づけるか
1 母語とは何か
2 母語に対する子どもたちの思い
3 母語に対する保護者の意識
4 子どもたちは授業で母語をどう活かしているか
5 母語・母文化を積極的に取り入れる
7章 先生の学びを支える
1 先生が直面する課題――想像不可能な教育活動への挑戦
2 「教員研修」の現状
3 研修から学ぶには
4 「教員研修」の課題
3部 国と自治体の取り組み
8章 国の取り組み
1 外国にルーツのある子どもの教育政策の流れ
2 学校の日本語教育の主な政策
3 学校の日本語教育の政策上の課題
9章 自治体の取り組み
1 千葉県の取り組み
2 神奈川県川崎市の取り組み
3 佐賀県の取り組み
終章 これからの子どもの日本語教育に向けて
1 子どもの日本語学習
2 学校の日本語教育
3 国と自治体の取り組み
4 子どもの日本語教育の課題
著者紹介

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