内容説明
「お薬、出しておきますね。」――薬剤使用量が断トツに多い日本。現役世代に向精神薬、高齢者に認知症薬と血圧降下剤、子どもたちにADHD治療薬。周囲にあふれる市販薬でオーバードーズする若者たち。なぜこうなってしまったのか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mana
77
図書館本。パキシル、小学生の時に飲んでたぞ!?となりながら読了。SSRIなど精神疾患関連の薬の広告費は莫大で、製薬会社に押される形で処方数も増えた。おそらく鬱ではない人に処方し、悪化、結果うつ病として確定診断が出るということも少なくなかったんだろう。私はうつ病であるが、小学生の時に多剤投与されたことがある。先生や医療に対して安心感を持っているだけではダメ。自らも知識をつけないといけない。身を守れるのは自分だけである。2025/07/10
とりもり
2
薬漬けの真の背景は人権軽視かと。うつやADHDで安易に大量の薬が処方されるのは、患者自身のQOLよりも周囲に迷惑をかけるリスクを減らすために、副作用があっても薬漬けにしてしまう安易な医師(とトラブルを忌避してそれを望む親族)の姿勢が大きいと感じた。認知症もそうだが、一度服用しだすと一生呑み続けないといけない薬は収益的なメリットが多く、医師・製薬会社ともにやめられない利権があるのだろう。厚労省のスタンスを含め、日本の医療を巡るスタンスそのものが変わらない限り、この現象が解決することはないと感じた。★★★★☆2025/08/05
aki
2
オーバードーズの問題。そりゃ、現実の世界がこういう状態だからね。親も周りもロクな人間じゃないとなれば、薬に逃げたくなるのも無理はない。過剰処方の問題。医者も医療機関も薬局も利益を出さんといかんからね。利益が出ないと存続できない以上、なんらかの歯止めがなければ、当然、薬を売ろうとする。患者や、その家族も、この本に何人か登場した意識高い系じゃないと薬をコントロールすることは難しい。薬と毒は一枚のコインの裏表で、毒が薬になる場合もあるし、薬が毒になる場合もある。それを知ったうえで服用すべきで、薬至上主義は禁物。2025/07/18
Go Extreme
1
https://claude.ai/public/artifacts/0f41acb8-620a-458c-9cd2-05c8ccccc622 2025/07/02
su-to
1
製薬会社も病院もお医者さんもビジネス。 結局は金なのか…と感じてしまった。 この世医療スタイルが狂っているのかそれとも搾取する人間が狂っているか…。 絞りとれるところから絞り尽くす図が残酷でつらい。2025/06/03
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