内容説明
パレスチナ虐殺を目の当たりにしながら、私たちは何もできないままなのか――。故エドワード・サイードの同志で思想的継承者のハミッド・ダバシが見出した新たな「抵抗」の可能性。世界は植民地主義に加担し、「占領」「統治」「戦争」などといった概念は転倒する。ヨーロッパ中心主義的な「理性」を徹底的に批判した論説集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
sayan
19
著者はイスラエルの暴力を自衛戦争ではなく入植者植民地主義として位置付けヨーロッパ文明の凝縮体と描く。ホロコースト記憶、manifest destiny、ラス・カサスからファノンまでを参照しジェノサイド概念が「白人に対する罪」から構築された倫理的偏向を暴く議論は暴力を地政学ではなく文明の倫理破綻と読替え「人種契約」と「剝き出しての帝国」に通じ最も苛烈な現実へ強制的に接続する。国民国家を「植民地的遺物」と呼び民主主義の制度的正当性の失墜という主張は現代世界の排外主義が例外ではなく帝国構造の延長である事を示す。2025/11/28
pushuca
7
パレスチナ情勢のデータをupdate出来た。2025/08/23
garth
7
「反ユダヤ主義は、イスラーム嫌悪と同様、真に西洋的な病である。ユダヤ教徒とムスリムとは、この2つの病に対する闘いにおいて団結しているのだ」ヨーロッパ人の入植者植民地主義(セトラー・コロニアリズム)国家イスラエル。2025/08/08
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6
イラン出身研究者による激烈なイスラエル、アメリカ批判。他人の土地に侵入し武力で領土を拡大し続けるイスラエルを強盗国家、虐殺国家と名指し、表面的には国際平和を唱えつつイスラエルに金と武器を送りづけるアメリカを『1984』的な二重思考に陥ってる洗脳国家だと断罪。それを黙認する欺瞞のヨーロッパ。これらの根底には十字軍、大航海時代、奴隷貿易、アメリカ大陸での先住民虐殺といった、西洋人がよその土地に侵略して「人間以下の動物」を虐殺してきた歴史が繰り返されている。アラブ人は人間以下だから殺しても西洋人は罪だと感じない2025/10/26
どさんこ
4
イスラエルの誤った考えをここまで明確に批判できる本に出会ったの初めてだ。溜飲が下がる。2025/07/09
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