「電チャリ通」から考えた地域づくり 高校生と一緒に作った安全な町

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「電チャリ通」から考えた地域づくり 高校生と一緒に作った安全な町

  • 著者名:北村友人【編】/国際交通安全学会【編】
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 東京大学出版会(2025/05発売)
  • 蝉しぐれそそぐ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~8/3)
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  • ISBN:9784130532020

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内容説明

高校生が変わると、地域が変わる
超少子高齢化の時代、高校はどんどん遠くなる。中間山村に位置するある高校の通学支援にe-bikeを導入する試みは、やがて生徒たち自らの地域交通安全活動や、地域づくりへの参画を促すことになっていった。「電動チャリ」が拓いた自らのまちへの視野、支えた学校、研究者たちのドキュメント。


【主要目次】
はじめに(北村友人)

本プロジェクトと豊中高校能勢分校の関わり(菅原 亮)

第1章 なぜ「電チャリ通」が必要だったか (北村友人)
中山間エリアの高校生たちにとっての通学課題/能勢分校における「電チャリ通」プロジェクトの立ち上げ/中山間エリアとしての能勢町

第2章 「電チャリ通」の実態と交通安全(岸上祐子)
地域魅力化クラブとe-bikeプロジェクト/事故が多い自転車運転の安全性を高めたい/ 自分事になる通学路の事情/地域に関わる人たちも視野に/プロジェクトに関わって

能勢分校生たちの声・1
1.導入前から導入直後/2.プロジェクトが動き出して/3.入学前に期待していたこと

第3章 「電チャリ」環境改善のための地域の大人たちとの協働(葉 健人)
扱う問題と一連のワークショップのねらい/交通インフラワークショップ(WS①②):チャリ通における道路利用環境の課題の発見と提案/地域協働ワークショップ(WS④⑤):高校生と地域の大人の協働による課題解決/まちづくりワークショップ(WS③⑥⑦):電チャリのまちづくりでの活用への展開/

能勢分校生たちの声・2
1.交通安全ワークショップに参加して/2.普段の学びとの違い

第4章 地域の課題、地域を変える(岸上祐子)
高校生からはたらきかける/地域と能勢分校/地域循環へ/若者の視点と愛着へ

第5章 生徒の電チャリ運転行動を変える(吉田長裕)
交通安全教育の現状/そもそも交通安全教育の目的は何なのか/プロジェクトの目的/採用した行動モデル/行動変容の検証方法/対象/行動モニタリング調査/行動モニタリング調査の結果/WS前後での運転技能の変化/WS前後での運転行動の変化/行動変容要因の分析/探究的学習効果の分析/おわりに

第6章 高校生との協創的教育による自己効力感と行動意欲(葉 健人)
はじめに/先行研究の整理と本研究の位置づけ/交通に関する協創的な教育の概要とその狙い/協創的な交通教育による意識変容/本章のおわりに

コメント・これからの交通社会のあり方を考える
「若者のポジティブ感情が導く持続可能な交通まちづくり」(土井健司)

「将来の子どもたちの幸せにつながるインフラとは」(馬奈木俊介)

第7章 高校生たちが主体的に参加する地域課題改善モデル(北村友人)
プロジェクトの活動とねらい/高校生による地域課題改善モデル

e-bikeプロジェクトがもたらした能勢の変化(上西将司)

おわりに 高校生が変わると地域が変わる(北村友人)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Go Extreme

1
e-bikeによる通学困難解決 交通安全と地域課題への挑戦 高校生の主体的取り組み 地域との協働による町づくり 市民性教育モデル 中山間エリアの交通課題 自分ごと・通学路安全 行政を動かした高校生の提案 電チャリのまちづくり活用 360度カメラと危険運転認識 地域循環と再生可能エネルギー 若者の視点と地域愛着 行動変容を促す交通安全教育 ナチュラリスティックデータ検証 探究的学習効果 協創的教育と自己効力感 フォースプレイスとしての学校 地域課題改善の5ステップモデル 高校生が変われば地域が変わる2025/05/24

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