内容説明
サンクトゥス公爵家に大打撃を与え、六大公爵家のうち実質的に二つの公爵家を掌握することに成功した10歳の黒幕少年カルツ。
彼は休む間もなく凄腕の鍛冶師であるドワーフ達を領地へと招き、ビジネスの傍らアイゼンフッド五代目当主が使用していた魔剣の修繕を依頼する。その目的は、アルテシアと似た症状で死の淵に立たされている貴族令嬢サティスを救うことにあった。
一方、六大公爵家はコラティオン公爵家が実働を担う形で大陸に世界樹の呪いを拡散させるべく、非道な作戦を計画しており――
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みやしん
3
ショタ無双。戦い方は其々であり、前線で直接戦闘するだけが主人公の務めにあらず。当巻悪役に直接手を下したのも主役ではなかった。ただ、ちょっとハーレムを急ぎ過ぎなような。ラストの共闘からも、目的のためには決して諦めずどんな汚泥も呑み干す意思が大事だとメッセージが強い。クソ叔父どうなったっけ?2025/09/21
史
2
一つは線として繋がり未来を築くか。2025/08/14
むさ
2
別々に進行していた計画と思ったらいつのまにか一つの目的に収束していて、着々とかつ大胆に計画が進んでいく様はパズルのピースが嵌っていくようで爽快。 喫緊の大きな課題をクリアして次にどう動いていくのか続きも楽しみ。2025/07/28
細川 カヲル
1
あとがきがあまりにも欲望に実直すぎて笑ってしまった。好みが割と被ってたところもそうなんだけど作者の趣味マシマシの小説でしか味わえない楽しみもあるしこの巻の中でもそれらがバッチリ伝わってくるとてもいい回だった。なので是非これからも趣味を出しつつも彼らの物語の行く末を書いていってほしいです。(何様目線だ) というのはさておき、少しずつ忍び寄ってくる魔の手にハラハラとしながらも痛快な仕上がりでございました。最後の場面はびっくりしたけどそこで明かされる回帰前の描写があまりにも好きすぎた。幸せになれッ!2025/07/15
kumozaru_at_fa
1
展開がけっこう早めなんでいい感じ。 全体の半分くらい終わった感があって、相手に気づかせないという点ではまさに黒幕。 仲間も強力になってきて次に落としてくる? という点がちょっと不安2025/07/06