内容説明
男の顔を見た瞬間、私の頭の中で小さな爆発が起きた――! ムサシ、ポチ、ジョーら犬たちは近所の怪しい男との間に、(なぜか昔話風味の)前世からの因縁があったことを思い出す。今度こそ逃すまいと男を追いかけるムサシたちだが……。『パズルと天気』収録、犬たちの勇敢さとユーモアが光る傑作短編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
350
伊坂 幸太郎は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本作は、作家デビュー25周年記念作品、ヴァラエティに富んだ短編集、オススメは、表題作「パズル」&「Weather」です。 https://www.php.co.jp/books/pazurutotenki/2025/07/04
R
259
短編集。設定がつながっているようでもあるけど、それは舞台装置でしかなく、作品も一種のプログラムといってもいいくらい組み立てられたパズルのような出来栄えでその創意工夫がとても面白かった。あるテーマを謎かけや、小噺のように仕上げている匠の技を味わえる作品ばかりだったが、天気を扱った短編が特に切れ味抜群で、いい意味で裏切られ、何もかもハッピーな感じが凄く読んでて気持ち良かった。よくできたコントの台本みたいな短編集だった。2025/07/19
hirokun
240
★3 伊坂幸太郎さんの五編の短編集。執筆時期はみな違うにも拘らず、何かよく似た作品の味わいを感じる。正直、私にはよく理解出来ない作品もあったが、私の一押しは、非常に素直なストーリーで、なおかつ読後にほんわかとした温かさが感じられる、「Weather」だ。他の方の感想でも、同一の意見があった。2025/06/16
旅するランナー
232
執筆時期も書くことになった経緯もバラバラな5短編。それでも、一貫してユルユルな伊坂ジョークを楽しめます。独特の言葉選び、言葉遊び、言葉の組合せがバリバリ面白い。それでも、ウルウルする感動作がないことは、解けない謎としてマッチングアプリにアップしたい。2025/06/29
美紀ちゃん
219
「竹やぶバーニング」とても好き。竹の中に入っているかぐや姫は我々が育ててあちらにお返しする。物語になっているかぐや姫は初代のかぐや姫。だいたい100年に一度くらいのスパンで千年以上続いている随意契約のようなものだった。そのかぐや姫が入っている竹を仙台の七夕祭りに誤って出荷してしまい困っているという。面白い。「イヌゲンソーゴ」も楽しかった。もうあれもこれも色々な元祖の有名ストーリーが盛り込まれていて面白くて笑った。全員集合的な。フランダースの犬のところとか。仙台に住んでいる伊坂さん。私も仙台が好き。2025/06/21
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