内容説明
なんだ、これ。草が光っている。ファンタジックでリアルで不思議な物語
横浜のニュータウン・ひかり台団地を舞台に、植物の妖怪のような“ウツログサ”に囚われた人々をめぐる5つの物語。文庫オリジナル。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
89
ほしおさんの新シリーズ2作目です。短編5作が収められています。「祓い師笹目」という人物はあまりでしゃばることのない狂言回しということで、それぞれの話をじっくり読むことができました。どちらかというと人間関係に重点が置かれていて祖父や孫との関係あるいは父親との思い出などが本人にしか見えない植物を通して描かれています。まだまだ続くのでしょうか?2025/06/07
のぶ
67
シリーズ2作目。前作では方向性が分かり辛かったけれど、本作で分かってきた。植物の妖怪のようなウツログサに囚われた人々と、彼らの前に現れる祓い師・笹目をめぐる5つの物語。幸せそうだと感じるウツログサが登場したり祓い師界のことも少し語られたりと色々謎だけれどでしゃばらない笹目がまだまだ謎。祖父と孫、夫婦や親子、姉妹等、人間関係にも重きを置いていたようにも感じられた。ほしおさんにしては、異色のシリーズのような気がするけれど、この先が楽しみになってきた。2025/06/20
優希
44
ウツログサの続編なんですね。優しさを感じる連作短編でした。おじいちゃんのために一生懸命ウツログサを探したりするとか素敵じゃないですか。静かな世界が心地良かったです。2025/07/11
よっち
31
植物の妖怪のようなウツログサに囚われた宿主たちの人生模様…彼らの前に現れる祓い師・笹目をめぐる5つの連作短編集。病気の祖父のために、塾の帰り道で見た事のあるウツログサを探そうとする男の子。触ってもなぜか濡れない夫についた水。大叔母から移ってきた手の甲に広がる美しい山なみ。眠たくてたまらなくて、起きていられない理由。生れてからずっと自分の動きをする影としない影の二つの影を持つ女性。そんな彼らのもとには謎めいた祓い師・笹目の姿が必ず現れて、優しく寄り添うそれぞれのストーリーとその結末はなかなか良かったですね。2025/07/14
ぽろん
30
シリーズ2巻。視える人にだけ視えるウツロクサ。おじいちゃんの為に一生懸命探す少年が良い子で素敵。何となく不穏なウツロクサだが、稀にフタツカゲみたいに寄り添う種類もあるらしい。が、囚われてはいけません。2025/07/04




