竹書房怪談文庫<br> 神獣奇譚

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竹書房怪談文庫
神獣奇譚

  • 著者名:戸神重明【著】
  • 価格 ¥803(本体¥730)
  • 竹書房(2025/05発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
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  • ISBN:9784801944909

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内容説明

富をもたらす人面の牡鹿。
夢の中、男は激痛をこらえ己の肉を削ぎ落とす。
牡鹿の首をした神職は笑いながらその肉を貪って…
「フクノカミ」より

龍、狼、狐、猿、…
神または神の眷属と呼ばれる生き物に纏わる怪奇取材録。

蛇捕りの男が生け捕りにした白蛇。その日から不幸が…「白マムシ」
山で昇龍を目撃した男女。だが、その山には不穏な伝説が…「龍神奇譚」
家に届いた箪笥から聞こえる妙な歌。引き出しを開けると、七色に輝く蛙が…「虹色の蝦蟇」
稲荷神社で聞こえたお狐様の声。「あたなを助けたい」という意味は…「きつね姫と稲荷神社」
庭に人面の牡鹿が現れて以来、なぜか資産が増えていく怪。やがて不気味な夢が始まる…「フクノカミ」
布団の周りを巡る白い死馬に乗る女。土地の人柱伝説との関係は…「裏神馬」
山で次々とボンネットに乗ってくる猿。その正体は…「七頭猿」
ほか、神獣、神の化身、神使・眷属として祀られる生き物たち怪、全28話を収録!

【蛇】水神、弁財天の神使
【龍】水神、海神、戦神
【亀】玄武、水神の使い
【狐】稲荷神社のご眷属
【狼】三峯神社ほかご眷属
【牛】天満宮、天神の神使
【鹿】春日大社、香取神宮の神使
【馬】神が騎乗する神使
【猿】山の神の使い

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

あたびー

37
著者からご恵贈頂きました。神の使いとされる動物の話が集められています。私の提供した話はともかく、すごく不思議で好みの話がいくつかあった。すごく自分に良くしてくれる美人が語った話は信じられないものだった。自分の顔をした鹿が現れ、幸運になったので、彼を大事にしなくてはと思ったというのだ。一方彼の方は悪夢を見、身体に不明な傷が増えていく⋯この訳の分かんなさ、好き。続くすき焼き禁止の家も、すき焼きを作って異変が起きた後、すき焼き禁止だったことなんかないと両親に言われるなど、訳わかんなくて好き。2025/06/21

27
怖いより不思議よりの話が多かったかも。2025/06/04

eyemu

13
動物の怪談・・・超好き。 そして巳年だけに、蛇の怪談多いのが嬉しい。凄く執念深くて、直ぐに祟るので戒めになる。 何というか神獣化したらより難しいだろうけど、一般的に低級霊と言われる動物霊を祓うって凄く難しいんではないかと、零感持ちの私は思う。 人間の言葉とか伝わるのかなって。だから、何かうっかりしちゃったときは、言葉で説けないから自ら鎮まるのを待つしかできないのでは?…と。 命あるものはどんなものでも慈しむ。 エジプト神にも興味があるので、個人的にはツチブタ様は中でも興味深くて好きなお話でした。2025/06/08

七澤

2
銀行口座に干渉できる怪異初めて見たかも2025/11/06

K

2
幅広く「動物」を題材にした短編集でした。 どちらかといえば不思議な話が多かったです。2025/07/20

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