ざくろちゃん、はじめまして

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ざくろちゃん、はじめまして

  • 著者名:藤崎彩織【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 水鈴社(2023/04発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784164010051

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内容説明

結婚を決めたとき、すぐにSEKAI NO OWARIのバンドメンバーとスタッフに言わなくては、と思ったことがある。
「結婚するということは、妊娠したら出産するということだからっ」
啖呵を切ってみた私にも、実際よくわかってはいなかった。
それは、未開の地を開拓するようなものだったーー。
(本文より)

妊娠後、コントロールできなくなった体と心。膨らむ被害妄想。
愛しい息子の誕生後、夫婦に襲いかかった産後うつーー。

こんなに幸せなのに、幸せだと気づくのは
なんて大変なのだろう。


スタジオから直行した出産、ステージ上での失禁、そしてメンバーからのメールに涙した日……。

アーティストとして、一人の女性として、妊娠・出産、育児の全てを包み隠さず綴り、切実な願いを込めた、笑って泣ける傑作書き下ろしエッセイ!
子どもを生んだ人、生まなかった人、生むかもしれない人、そして男性にこそ読んで頂きたい1冊です。

● 著者からのコメント
初めての妊娠出産、育児をしていると、あまりに大変なことが起きるので、何が正解だったのか、どうしたらよかったのかと思い悩むことばかりでした。でも、だからこそ、 この本をどうしても書きたいと思いました。自分には関係のないことだと思っている方にも読んでいただけたら嬉しいです。

藤崎彩織(ふじさき・さおり)
一九八六年大阪府生まれ。二〇一〇年、突如音楽シーンに現れ、圧倒的なポップセンスとキャッチーな存在感で「セカオワ現象」と呼ばれるほどの認知を得た四人組バンド「SEKAI NO OWARI」では〝Saori〟としてピアノ演奏とライブ演出、作詞、作曲などを担当。研ぎ澄まされた感性を最大限に生かした演奏はデビュー以来絶大な支持を得ている。文筆活動でも注目を集め、二〇一七年に刊行された初の小説『ふたご』 は直木賞の候補となるなど、大きな話題となった。他の著書に『読書間奏文』『ねじねじ録』がある。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

175
My Favorite Band SEKAI NO OWARIの藤崎 彩織、4作目です。Saoriの妊娠出産子育て奮闘記、周りのサポートがあるとは言え、この極限の状態で「ふたご」&「サザンカ」を書き、バンド活動も続けているのは、あまりに凄すぎて頭が下がります。 このレビューはSEKAI NO OWARI「サザンカ」を聴きながら書きました♪ https://www.youtube.com/watch?v=249YdrcCL0Y https://www.zakuro-chan.com/2023/07/12

せ~や

53
男性目線で読むと、後半はイラッとしたり、それはちょっと勝手すぎない?と思うこともあるけど、きっと生活面など様々に事情もあるのだろうなと思います。妊娠がわかり出産に至るまで、一人の女性がどのように思い、感じ、過ごしていたのかわかったけど、男性からすればどうやっても「知った」までだし、どの女性も同じではないし…奥さんはどんな気持ちだったのだろう?と思いながら読みました。男性女性どっちの話を聴いてみても、きっと「知った」までしかいかないのだろうし、どんな夫婦の話はあくまで、その「夫婦」の話だなと思う。☆2.52023/10/30

亜希

25
SEKAI NO OWARI・Saoriさんの妊娠~生後五年までの日々を描いたエッセイ。「みんなで一緒に頑張っている中で、誰も悪者がいないんだけれどたくさん大変なことがある。その現実が書けたらな」という刊行インタビュー通り、読んでいて、そうそうそうなの!ほんとそれ!と同意したくなる描写の連続。他人を極力傷つけないように、でも言いたいことはきちんと言えている妊婦・子育て小説はかなり貴重では。小説の『ふたご』は正直ピンとこなかったけれど、エッセイはかなり良く、サオリさんの他のエッセイも読んてみたいと思った。2023/09/15

まさおか つる

19
ざくろの種、ブルーベリー、いちご、芽キャベツ、大きめのプラム、グレープフルーツ、マンゴー、バナナ、茄子やとうもろこし、ズッキーニ、メロン、小さめのスイカ、隊長2023/06/04

あんこ

14
SEKAI NO OWARIのsaoriによる妊娠~育児エッセイ。仕事関係者がほぼ男性であることから、体調が悪くても甘えていると思われそうで言い出せない葛藤や、そもそものハードすぎるスケジュールで海外に行ったり「ふたご」を書いたりオリンピックの曲書いたり、産休0日からの直接入院、出産、産後1ヶ月で復帰してまたバリバリ働く姿に驚きです。代わりにメインで育児をしていた旦那さんを労れなかったことも赤裸々に書いてあって、産後の夫婦の危機はどこにでも訪れるんだなぁと。今は旦那さんも存分に仕事してお幸せそう。2024/01/07

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