内容説明
自身の左腕を犠牲に、王女暗殺計画を阻止したシュリネ。
だがその代償は大きく、ルーテシアの護衛の仕事を十全にこなせないことに焦りを覚えていた。
そんな中、ルーテシアは王国との同盟を打診するため、サヴァンズ要塞都市へと派遣されることになる。
世界有数の技術力を持つ要塞都市ならば、戦闘に耐えうる義手を手に入れることができるかもしれない。
そう考えたルーテシアは、シュリネを伴って使節団として要塞都市へ向かう列車に乗り込む。
だが、そこに待ち受けていたのは、思いもよらぬ人物だった――。
因縁が絡み合う、剣戟百合ファンタジー第三弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
22
左腕を犠牲に王女暗殺計画を阻止したシュリネ。護衛の仕事を十全にこなせず焦りを覚える彼女がルーテシアとともに要塞都市へと派遣される第3弾。左腕を失った代償の大きさを痛感し、護衛としての自分に心揺れるシュリネ。世界有数の技術力を持つ要塞都市なら戦闘に耐えうる義手を入手できるかもしれないと聞き、彼女を伴い同盟締結に向かうルーテシア。交渉が難航する背景に魔究同盟の存在が浮き彫りになっていって、それぞれの因縁に決着をつける戦いがあって、義手を得てらしさを取り戻していった彼女の本音とその結末はなかなか良かったですね。2025/05/20
おこげ
7
思いやるからこそケンカになるシュリネとルーテシアの主従契約、根底にある愛情を自覚したら一つの転機を迎える。前巻までと比べてバトルは控え目かつ、大きな代償を払ったシュリネの復活劇に救われた⚔️シュリネの紡いだ言葉はそういう意味だし、その気持ちに応えるルーテシアは××するしか!恒例の挿絵付き百合サービスシーンはアツい助かる///💕ハインとクーリが魅せて、鍵となるリネイとヌーペに出会えた少女たちの戦いは一旦けりがついたか。次巻は未定とのあとがきであるが、二人デー…してくれる続きが出るのを信じて🙏2025/05/22