内容説明
芥川が選んだ「新らしい英米の文芸」は,まさに当時の「世界文学」最前線であった.旧制高校の英語副読本として編まれたアンソロジー八巻より,二二の短篇・エッセイを精選.ポーやビアス,スティーヴンソンから初邦訳の作家まで,芥川自身の作品にもつながる〈怪異・幻想〉の世界を,豪華訳者陣による翻訳で堪能する.
目次
はじめに――柴田元幸
Ⅰ The Modern Series of English Literatureより
身勝手な巨人……………オスカー・ワイルド(畔柳和代訳)
追い剥ぎ……………ダンセイニ卿(岸本佐知子訳)
ショーニーン……………レディ・グレゴリー(岸本佐知子訳)
天邪鬼……………エドガー・アラン・ポー(柴田元幸訳)
マークハイム……………R.L.スティーヴンソン(藤井光訳)
月明かりの道……………アンブローズ・ビアス(澤西祐典訳)
秦皮の木……………M.R.ジェイムズ(西崎憲訳)
張りあう幽霊……………ブランダー・マシューズ(柴田元幸訳)
劇評家たち あるいはアビー劇場の新作――新聞へのちょっとした教訓
……………セント・ジョン・G.アーヴィン(都甲幸治訳)
機械時代のダーウィン……………サミュエル・バトラー(小山太一訳)
林 檎……………H.G.ウェルズ(大森望訳)
不老不死の霊薬……………アーノルド・ベネット(藤井光訳)
A.V.レイダー……………マックス・ビアボーム(若島正訳)
スランバブル嬢と閉所恐怖症
……………アルジャーノン・ブラックウッド(谷崎由依訳)
隔たり……………ヴィンセント・オサリヴァン(柴田元幸訳)
白大隊……………フランシス・ギルクリスト・ウッド(若島正訳)
ウィチ通りはどこにあった……………ステイシー・オーモニエ(柴田元幸訳)
大都会で……………ベンジャミン・ローゼンブラット(畔柳和代訳)
残り一周……………E.M.グッドマン(森慎一郎訳)
刈取り機……………ドロシー・イーストン(柴田元幸訳)
特別人員……………ハリソン・ローズ(西崎憲訳)
ささやかな忠義の行い……………アクメッド・アブダラー(森慎一郎訳)
Ⅱ 芥川龍之介作品より
春の心臓……………ウィリアム・バトラー・イェーツ(芥川龍之介訳)
馬の脚……………芥川龍之介
おわりに――澤西祐典
附 芥川龍之介による全巻の序文と収録作品一覧
感想・レビュー
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KAZOO
藤月はな(灯れ松明の火)
ふるい
tokko
ふみふみ
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