文春新書<br> 子どもは誰のものか? 離婚後「共同親権」が日本を救う

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文春新書
子どもは誰のものか? 離婚後「共同親権」が日本を救う

  • 著者名:嘉田由紀子【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 文藝春秋(2025/05発売)
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  • ISBN:9784166614936

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内容説明

離婚後も「ふたり親」という提案

国際的に離婚後の共同親権が認められるなか、なぜ日本では“骨抜き”の共同親権しか実現し得ないのか。全国四〇人超の当事者との対話を通して浮かび上がったのは、行き過ぎたフェミニズムがもたらした社会の歪みだった。「子どもの最善の利益」を第一に考えた、日本の家族の未来を展望する。

◎離婚のトリセツ「共同養育計画合意書」収録

■■子ども、夫、妻、そして祖母――
全国の離婚当事者の「声なき声」を集めた必読の書■■

・変わり果てた息子の姿(NIさん)
・残された絵本とベビー靴(MRさん)
・周到に準備された昼逃げ(MAさん)
・探偵を雇って妻と娘を探した(KHさん)
・身に覚えのないDVで即日「退去命令」(YSさん)
・措置入院を経て、執念で子どもを連れ戻した母親(SYさん)
・日時を決めても会えない(HWさん)
・親権と監護権を分けたことが裏目に(HYさん)
・マジックミラー室での対面(IYさん)
・罪悪感を持ちながら母親に会っていた(IRさん)
・パンツ一丁で逃げ出した(YMさん)
…ほか

「両親の離婚で子どもの心は置き去りにされてきた。子どもは物ではない。不幸のガラパゴスにおける最大の被害者は子どもである」(「はじめに」より)

第一章 単独親権のもとでの悲劇
第二章 改正民法「選択的共同親権」の限界
第三章 フェミニズムと共同親権反対運動
第四章 離婚に直面した子どもの心に寄り添う道
第五章 日本の家族の未来

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いっしー

1
人はン゙十年年昔の悪習(差別、隔離等々)を聞くと、「今ではあり得ない。信じられない」と、昔を批判し、今に安堵する。しかし本書にあるような、子の連れ去り、引き離し、は今も日本に現存する問題だ。それを分かりやすく、インタビューも交えて問題提起しているのが本書だ。十年後に振り返ると「親権が片方にしか無い時代があったんだって。信じられない」という世の中になっていることだろう。2025/05/25

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