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内容説明
選手個々のパフォーマンスを解析し、練習や試合を通して得られるデータは、測定機器の飛躍的な進歩に伴い、質量ともに格段に増えている。最新技術を備えた新たなトレーニング機器が整備されることで、普段の練習法も大きく変わってきた。さらに監督、コーチの指導法、選手に対するアプローチも、時代の推移とともに激変している。――パワハラ・モラハラ絶対NGの時代に、選手が主体的に成長する方法とは? 23名に徹底取材。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ta_chanko
15
気合や根性といった昭和的な指導は令和のいま、パワハラと見なされ、若い選手にも受け入れられない。最新の機器を導入して打球速度160km・打撃検定・回転数・ホップ成分といった具体的な数値を目標に、スタッフが協力して計画的に選手を育成する。根底にあるのは王イズム。野球界の未来のために、自分の経験や過去の成功体験を捨て、変化することを恐れずにチャレンジする。この4軍制が上手くいけば、野球・スポーツ・教育のあり方が変わる。今後も注目したい。2025/06/25
マッちゃま
15
最初にネット等で4軍設立を聞いた時「やり過ぎじゃね?」と思いました。青田買い、金満主義…育成選手を多く抱えると、そうじゃないトコから言われる言葉。育成選手を抱える意義は理解しているつもりでしたが4軍まで必要なのか?という思いもありました。だから知りたかった、4軍制プロジェクトの正体を。ホークスが目指す未来のために、未来の野球界のために、ボランティアではなくビジネスである以上は成果も求められる。正直、今は種を蒔いてる時なんだと読んでいて感じました。若者が努力できる「場」を作る造る創る。どうか芽吹きますように2025/06/21
nishiyan
12
2023年に発足した福岡ソフトバンクホークス4軍の取材を通して、変化する指導方法とホークスに流れる不変の原則を説き明かした新書。王ダイエーの主力選手たちがフロントの要職につくことで現場を支えているのは何とも嬉しい限り。コーディネーター制の原型が巡回コーチというのは意外だったが、たくさんいる選手を管理するだけでなく、一貫して育成する仕組みを作り上げたのは恐れ入った。特に興味深かったのは第7章の筑後市とのWin-Winの関係の一部始終。しかし新人選手が契約金のおかげで高額納税者になるとは盲点だった(笑)。2025/08/07
とも
12
ソフトバンクの4軍制について書かれた本。前田純のホップ成分が強い遅いストレートを活かす、万能ピッチングマシンによる打撃検定。こんなに進んでいるのか。 仲田慶介の練習量などデータで語れない話しもあり。 この本が面白いのは元より、SBの取り組みが面白い。 そして懐かしい名前が多数。大道、荒金、長谷川、吉本、稲嶺、大越、永井、星野。往年の選手がチームの一員として稼働しているのがいい。2025/06/02
tetsubun1000mg
10
筆者の吉瀬氏の本は初めてだったが、綿密な調査と前作「ホークス3軍はなぜ成功したのか? 」でホークス球団や首脳部との信用が有ったので沢山のインタビューが取れたのだろう。 育成出身のMLB千賀投手、巨人に移籍した甲斐捕手などのように能力の発掘は定評が有ったが、4軍まで作ったのは?と気になっていた。 支配下登録された前田純投手やファイターズで開花した水谷瞬選手などのインタビューで分かってくる。 4軍監督の元絶対エース斉藤和巳や大越、小久保監督、城島CBO,王会長などのインタビューが抜群に面白い。2025/08/09
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