河出文庫<br> 遠慮深いうたた寝

個数:1
紙書籍版価格
¥891
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

河出文庫
遠慮深いうたた寝

  • 著者名:小川洋子【著】
  • 価格 ¥891(本体¥810)
  • 河出書房新社(2025/05発売)
  • 新生活を応援!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~4/5)
  • ポイント 200pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784309421667

ファイル: /

内容説明

どのエッセイも結局は文学のない世界では生きられないことを告白している――日々の出来事、思い出など、温かな眼で日常を掬い取り、物語の向こう側を描く、作家の素顔が垣間見られる極上エッセイ集。

作家の日常が垣間見られる、10年ぶりの文庫エッセイ集!

どのエッセイも結局は
文学のない世界では生きられない
ことを告白している――小川洋子


日々の出来事、思い出、創作、手芸、ミュージカル……
温かな眼で日常を掬い取り、物語の向こう側を描く。
2012年から現在まで続く「神戸新聞」好評連載エッセイ「遠慮深いうたた寝」を中心に、約10年間に発表されたエッセイの中から厳選し、「手芸と始球式」「物語の向こう側」「読書と本と」の4章で構成する珠玉のエッセイ集。

*美しい装幀も話題!
九谷焼による陶板画・上出惠悟/デザイン・名久井直子
単行本 第55回造本装幀コンクール・日本書籍出版協会理事長賞受賞。

著者より
「本書を編むことは、文学が自分の生活、人生をどれほど大事な部分で支えているか再認識する作業でもありました。題材はさまざま異なっていても、どのエッセイも結局は文学のない世界では生きられない、ということを告白しています。実際には味わえない体験、自分とは異なる誰か、この世にはいない死者、そういうものたちへの想像力が、現実の私の救いとなってくれているのです」(「あとがき」より)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

278
Ⅰ『思慮深いうたた寝』Ⅱ『手芸と始球式』Ⅲ『物語の向こう側』Ⅳ『読書と本と』と題された章立てに割り当てられた、各種新聞、雑誌等に寄稿されたエッセイが、どどんと86編。全部が全部そうと言う訳では無いのですが、何気ない日常にワールドを持ち込むスタイル。小説家小川洋子ならではの着眼点を提供すると言う、サービス精神の様なものなのかと思いますね。儂もその視座が備わっていたら、妄想の世界がより一層混沌として楽しくなるのでは無いかと思うのですけれど。言葉に対する想い。掬い取る感度も独特で切り口も鋭いなぁ。2026/03/04

エドワード

52
先日、角田光代さんの歳とった~の嘆き節を読んだ後、「小川洋子さん!貴女もか」である。人の名前がでてこない。ものを失くす。子供の頃を思い出す。同い歳だものね。でも、ジョギングを欠かさない彼女はエライと思うよ。走りながら頭の中で、フランク永井やキャンディーズの曲がぐるぐる流れる、にニヤリ。相変わらず野球がお好き。父上と甲子園でタイガースを観戦する幻にはホロリとくる。雑誌の取材で「何か野望はありますか」と問われ、ええっ!野望?その言葉の重さに驚きつつ「甲子園で始球式をすることです」と答える彼女に拍手喝采。2025/04/01

こばまり

44
何かを頑張った後のご褒美本として入手したが、まだ何も頑張っていないのにうっかり読んでしまった。一編一編がじんわり沁みる。「小さなナイト」なぞ、もしも現場に居合わせたなら滂沱の涙よ。随筆も小説も氏の作品には、心の柔らかい部分を優しく押される思いがする。2025/04/19

niisun

37
小川洋子さんの小説は10冊ほど読んできましたが随筆は初めてでした。世の中に隠された秘密を囁くように教えてくれるような小説の世界観とは少し異なりますが、静かで美しい文章はそのままです。タイトルの『遠慮深いうたた寝』は、うたた寝をしながら文章を綴っているような内田百閒氏にあやかってとのこと。私も内田百閒氏の『東京焼盡』という戦時下の東京での生活を綴った作品が好きで、空襲に見舞われる日常を飄々と描かれているのが印象的です。一方、小川洋子さんの随筆は、うたた寝とは逆に寝ようとして眠れない夜の想いのような印象です。2026/01/06

阿部義彦

32
河出文庫の今月の新刊です。平積みになってました。小川洋子さんの10年振りの文庫エッセイの帯が巻かれてます。小川さんは土曜か日曜の午前中にラジオで本を紹介する番組をやっていて、仕事で運転しながら良く聞いてました。今回プロフィールを見て初めて気づきましたが、私と一歳しか違わないのですね。と言う事は失礼ながらかなりのお年と言うことか。名久井直子さんデザインの素敵な本です。一つ一つは短いけれど、どれも趣向が凝らされていて読んでいて飽きないエッセイでした。次は彼女の『小箱』を読んでみようかな?2025/02/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22401782
  • ご注意事項

最近チェックした商品